鰻は脂質が多く、他の魚と比較すると少し高カロリーな魚になります。
脂がのっていて高カロリーな鰻。
うな重はそんな鰻をホカホカご飯の上に乗せた最高の1品。
カロリーが高いということもあってダイエット中は敬遠されがちですが、うな重にはメリットもいっぱいあるんです。
それは、ダイエット中に必要で不足しがちな栄養を補給できるということ。
人間の身体が正常に機能するには栄養が欠かせません。
そんな栄養補給に鰻・うな重はもってこい。
ウナギの魅力・メリットを知って、ダイエット中でも罪悪感なくうな重に食らいついてやりましょう。
鰻の栄養素
ウナギ(生100g)の栄養素・PFCバランスはこんな感じ。
- カロリー:255㎉
- タンパク質(P):17.1g
- 脂質(F):19.3g
- 炭水化物(C):0.3g
調理後のウナギのカロリーは、
白焼きは蒲焼よりも脂が落ち切らないため、脂質が高くなりやすく、実感カロリーが高い傾向にあります。
また、うな重が高カロリーな理由に関しは、うなぎの下にあるご飯の量によって変わってくるでしょう。
一般的なうな重は、うなぎの蒲焼150gとご飯220~300g程度含まれているので高カロリーになるのは仕方がないですね。
ウナギに含まれるビタミン・ミネラルとしては、
肌の健康や免疫力に欠かせないビタミンA、人間の代謝を助け疲労回復効果もあるビタミンB群、骨や筋肉に欠かせないビタミンD
骨を丈夫にするカルシウム、代謝促進効果や活力の源である亜鉛
などなど、栄養素が特に豊富な食材であります。
このような豊富な栄養素がいろいろなメリットを産み出してくれるというわけです。
うなぎを食べるメリットについてみていきましょう。
メリット1 代謝機能の改善
ダイエットを成功させるためには代謝を落とさずに摂取カロリー<消費カロリーの状態を維持することが必要。
代謝が低下しすぎてしまったらいくら食べる量を減らしても痩せない身体になってしまいます。
そんな代謝機能ですが、ウナギは代謝機能を向上させる成分を多く含んだ食材なんです。
その理由としては、タンパク質とビタミンB群。
タンパク質は筋肉の維持、食欲のコントロールなどダイエット中には意識して食べたい栄養素。
さらに、ウナギに含まれるビタミンB群は糖代謝・脂質代謝の助けとなる成分。
ダイエット中はビタミン・ミネラルが不足しがちなので意識的に摂取したいですね。
メリット2 ダイエット中の肌荒れを防ぐ
ダイエット中は、栄養が枯渇するリスクが多いことから、肌が荒れやすくなったと感じる人はいませんか?
実は、肌の健康を保つにもウナギは効果的。
ウナギには皮膚や粘膜の新陳代謝を促進されるビタミンAが特に豊富。
シミやシワを防いぎアンチエイジング効果があるとも言われています。
また、ビタミンAの主成分であるレチノールには目や皮膚の健康・免疫機能を強くする働きがあります。
ビタミンAは性質上、脂にとけて体内に吸収されるため、脂と一緒に摂取することが好ましいといわれています。
ウナギにはDHA・EPAといった良質な脂も一緒に摂取できるので効率が良く、まさに一石二鳥です。
メリット3 オメガ3脂肪酸で血管から元気に
魚に含まれる脂質はオメガ3脂肪酸と呼ばれ中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きがあると知られています。
ウナギもオメガ3脂肪酸を豊富に含み、健康的な脂質といえます。
もちろん、摂りすぎはカロリーオーバーになるリスクもありますが、週2~3回以上魚を食べる人は、肥満などの生活習慣病になりにくいというデータもあるります。
オメガ3脂肪酸は身体を血管レベルから健康にし、アンチエイジング効果など様々なメリットを与えてくれます。
ダイエット中であっても、意識して摂取したい脂質ですね。
おすすめとしては、週に2~3回は魚と摂取する。その際の魚の選択肢としてウナギもいいかも。
ダイエット中の鰻の注意点
ダイエット中に鰻を食べる注意点としては以下の通り。
- ご飯の量に注意(男性は200g程度、女性は150g程度にしておきましょう)
- 食物繊維を摂取する
- 他の食事で脂質を控える
ダイエットを成功させるには摂取カロリー<消費カロリーの関係が最も重要です。
ウナギを食べる際でもこの関係さえ守っていればダイエットは可能。
そのためには、食べ過ぎ注意ということだけ意識しましょう。
まぁ、うな重を食べたとしても700~1000㎉程度。その他の食事で十分調整可能です。
好きなものを我慢しすぎず、楽しくダイエットしていただければ幸いです。
また、ウナギを食べる際は野菜などの食物繊維が少なくなりがちなので、サラダや果物といった食物繊維は意識的に摂取することをおススメします。