人間が痩せていくには摂取カロリー<消費カロリーが不可欠なわけですが、健康的に日々を過ごしていくには栄養を摂取していかねばならないというのは当たり前。
ダイエット中は、摂取カロリーは減らしても、栄養はしっかりと摂取する必要があるわけです。
簡単に言うと、カロリーの質が高い食事を摂取していこうという事。
糖質制限や脂質制限、16時間断食などさまざまなダイエット法があり「何を食べればいいのかわからない」「何が正解かわからない」という人も多いでしょう。
そんな人はこれから紹介する4つの要素から食べ物のカロリーの質について判断し、カロリーの質が良い物を摂取していきましょう。
あれこれ悩んで行動できないより、簡単な基準を持って取り組んだ方が結果的にうまく行くということも多くあります。
カロリーの質に気を配る事ができれば、自然と適正体重間で痩せていき、リバウンドしない生活習慣を手に入れることができるでしょう。
今回は、「そもそもカロリーの質って何?」「どうやって見分ければいいのか」について学んでいきましょう。
カロリーの質とは?
カロリーの質という考え方はイエール大学の教授によって提唱された考え方で、カロリーあたりにどのくらい栄養が含まれているのかということです。
教授曰く、本当に重要なものはカロリーの量ではなく質。
質の高い食事をとることは健康とダイエットを両立する唯一にして最高の方法とのこと。
とはいえ、カロリーの質に関しては、はっきりとしたガイドラインなどはないのでポイントを意識してカロリーの質を判断してみましょう。
カロリーの質を決めるには大きく分けて4つの要素があります。
それについて詳しくみていきましょう。
カロリーの質を決める4つの要素
カロリーの質を決める4つの要素は以下の通り。
- 満足度:食後にどのくらい満腹・満足を感じるか
- 吸収率:摂取したカロリーがどのくらいのスピードで体脂肪に変わるか
- 効率性:摂取したカロリーのうちどのくらいの量が体脂肪に変わるのか
- 栄養価:カロリーにしめる栄養はどのくらい含まれているか
簡単に言うと、満足度が高く、食べたカロリーが体脂肪になりにくく、栄養を豊富に含んでいるものがカロリーの質が高いと定義されるわけです。
これらの要素を考えると、葉物野菜や低脂質の肉や魚はカロリーの質が高い傾向にあり、脂身やオイル系はカロリーの質が低くなりがちになります。
とはいえ、脂質の中でも含まれる栄養素には違いがあるので、脂質の中でもカロリーの質が良い・悪いがあるということがわかりますね。
また、満足度や満腹感を感じるのには個人差も大きく、人によってはお米が満足度が高い人もいれば、肉で満足度が高いという人もいます。
カロリーの質を考えた時は、万人に共通する絶対の正解というよりは、自分に合った自分の正解を見つけることが重要ということですね。
なぜカロリーの質が大事なのか
カロリーの質を高めることでなぜダイエットができるのかについてもみていきましょう
その理由は以下の通りです。
カロリーの質を考慮すると、自然と加工食品の摂取量はへり、自然本来の食事を摂取するようになるはずです。
加工食品の摂取量が減れば、脳のセットポイントは正常化し、食欲が暴走するということも少なくなるはずです。
また、今まで以上に栄養が入ってくることにもつながり、代謝に欠かせないビタミンミネラルのレベルが格段にアップ。
結果として、代謝機能が改善し、今までよりも体脂肪を燃えやすい身体に作り替えることができるわけです。
カロリーの質が高い物だけを食べるというシンプルなルールを創るだけで、こんなにたくさんのダイエットメリットを享受できるというのは嬉しいことですね。
まとめ
最後に今回のまとめ。
- 満足度が高く、体脂肪に変わりずらい、カロリーに占める栄養が豊富な食材こそ最強
- 具体的には、野菜類や低脂質の肉などがカロリーの質が高い傾向にある
- カロリーの質が高い物では、セットポイント正常化・食欲安定・代謝向上が期待できる
- カロリーの質にこだわるだけでダイエットできる
質がいい物を食べるという簡単なルールを意識するだけで、より健康になり、よりダイエットがはかどる。
ダイエットで何が正解かわからないという人は、とりあえずカロリーの質に気を配ってみるというのが非常におすすめです。
カロリーの質が高いタンパク質・脂質・炭水化物については別記事で紹介しているので参考にしていただけると幸いです。