ダイエットをしていくには摂取カロリー<消費カロリーの関係が必要なわけですが、
「どうにも満腹感を味わいにくい」という人もいるようです。
いかに食べる食材を厳選していても満腹感を感じず、大量に食べてしまってはダイエットは成功しないわけです。
そこで紹介するのが、食感と満腹感の関係について。
どうにも食事で満腹感を感じにくいという人は食べ物の食感にも気を配ってみてはいかがでしょうか。
先に結論を言うと、「硬さ」「粘り気」が強い食べ物は満腹感を感じやすくダイエット向きなんだとか。
今回は、そんな食べ物の食感と満腹感の関係についてみていきましょう。
自然と満腹感を上げるには?
自然と満腹感を上げる代表的なテクニックとしては以下のようなものがあります。
- タンパク質のたくさん食べる
- 水や炭酸水を飲む
- カロリーの質を高める(野菜をたくさん食べる)
これらは胃を適度に刺激させ、人間が満腹感を感じる手助けをしてくれます。
とはいえ、人によってはこれらのテクニックで満足度を感じにくいという人もいるのが現状。
今回は、これらの代表的なテクニック以外のアプローチとして、食感に着目した方法をご紹介します。
咀嚼回数によって満腹中枢が刺激
人間の満腹中枢は、脳の視床下部にあると言われています。
満腹中枢は血糖値時の上昇によって引き起こされますが、他にも咀嚼回数が関係していると知られています。
血糖値の上昇は食事開始から約20分ほどで起こるといわれており、20分より早く食事を終えてしまう人が満腹感を感じにくいのはこれが原因みたいですね。
咀嚼回数に関しては、咀嚼筋が刺激されることで視床下部からヒスタミンをいうホルモンが分泌され、満腹感を感じやすくすると報告されています。
血糖値のコントロールと咀嚼筋の刺激が満腹中枢を操るコツのようですね。
「硬さ」「粘度」によってもたらされる満足感
食感を満腹度に関する研究も行われ始めておりまして、研究によっては以下のような結論が出ています。
- 硬いorドロドロする食品はそれ以外の食品より満腹感が上がる
この研究はホルモンの関係というよりは主観をベースにして統計データを摂ったものなので、科学的に証明されているというわけではありませんが、
「硬さ」「粘り気」がある食事をすることで満腹感を感じる人間が多いというのは事実だそうです。
「硬さ」に関していえば、硬い食事は食べるのにも時間がかかって血糖値が上がるまで時間がかかり、咀嚼回数も増えるため満腹感を感じやすいと考えられます。
「粘り気」に関しては、食物繊維を豊富に含んでおり胃への刺激が重量感あるものになり満腹感を感じる可能性があり。
他の研究でも、水分はサラサラよりドロドロを選ぶことで満腹感を感じやすいといわれているのでこの点でも一致するみたいですね。
いずれにしても、食感は人間の満腹感と大きな関係がありそうなので、ダイエット中は食感にもきを配ってみることがおすすめになります。
次章からダイエット中のおすすめ食材「硬い編」「粘り気編」で紹介しているので参考にしていただけると幸いです。
「硬さ」おすすめダイエット食材
高タンパクでダイエット向き食材の砂肝・軟骨・あたりめ。低脂質でエネルギー補給のできるせんべい。
どれも優秀なダイエット食材です。
「粘度」おすすめダイエット食材
粘度が高い食材は水溶性食物繊維が豊富な食材が多め。
水溶性食物繊維は複数のメリットがありダイエット中には欠かせない栄養素なのでぜひ。