習慣

正しい目標の作り方。目標を最適化すればおのずと成功が見えてくる。

ダイエットに運動、仕事や勉強でも目標設定は欠かせないもの。

自分の目標としているゴールがあいまいだと何をすればいいのかわからなくなるのは当然ですよね。

目標設定については様々な研究がおこなわれていまして、正しい目標設定についてはある程度、法則性があるといわれています。

正しい目標設定の法則を知り、効率よくげゴールに近づいていきましょう。

結論から言うと、○○になるという結果の目標ではなく、○○をやるといった過程の目標が重要とのこと。

結果や競争の目標は自分でコントロールできない場面が多いため、パフォーマンスを上げるには最適ではない。

日々、自分でコントロールできる過程を重要視する過程の目標こそが結果的に最強

それぞれ詳しくみていきましょう。

目標設定はパフォーマンスを上げる

2022年、目標設定とパフォーマンスに関する研究によると、目標とパフォーマンスには正の効果があると結論付けられています

また、新年や月初め、誕生日なんかに目標を立てると成功率が大幅に上がるという研究も存在し、その効果は通常の3.5倍以上だとか。

始める日によってこれほど効果に違いが出るのは驚きですが、

目標を立てることの重要性は科学的にも証明されているもので、いかに目標が重要かわかりますね。

体感的にも目標があった方が良さそうと理解できる人も多いはず。

日々、目標を持たずになんとなく過ごすより、何か目標を持ち行動していた方が充実感も感じますしね~。

結果より過程を大事にすると効果的

目標は立てた方が良いのは間違いないところですが、どんなものでも良いというわけではありません。

「1億円稼ぐ」「1カ月で10㎏痩せる」「オリンピックにでる」など、自分にとって現実的ではないものは論外なのはわかると思いますが、他にも気を付けたいポイントがあるんです。

まず、目標の種類から見ていくと、大きく3つに分類されます。

  • 結果の目標:5㎏痩せる、大会で優勝する など
  • 競争の目標:相手との勝負に勝つ、同僚より先に昇進する など
  • 過程の目標:健康的な食事をする、毎日10分運動する など

ここからさらに「具体的か?」「期間は?」など分かれていきますが、大きな分類は3つです。

多くの人が挙げる目標は「結果の目標」「競争の目標」ではないでしょうか?

しかし、最も人間のパフォーマンスに影響を与え最終的に成功率が高くなるのは「過程の目標なんです。

理由としては「結果の目標」や「競争の目標」は自分でコントロールすることが難しく、継続しにくいからといわれています。

確かに、体重の減り方や相手がいる勝負は自分だけではコントロールできず、失敗のリスクが大きいというのはわかりますよね。

一方、「過程の目標」は自分でやるか・やらないかをコントロールでき、モチベーションを維持しやすいと報告されています。

もちろん、「結果」や「競争」が悪いというわけではなく、どの目標設定でもある程度の効果は期待できますが、パフォーマンスに最適なのは「過程」だということです。

「過程」を重視しつつ、オプションとして「結果」や「競争」を付けるというのが最強というわけですね~。

短期的なフィードバックでパフォーマンスが上がる

目標がパフォーマンスに与える影響は他にもよい方法があります。

それは、フィードバック

つまり、自分がゴールに近づいている感覚がわかるほどモチベーションは維持されやすく、効果的というわけです。

人間は変化するために多くの時間を要しますが、それを待てるだけの心の余裕を持っていません。

だからこそ、人間は長期的な目標を立てることが苦手。

ダイエットなどの長期的な目標が達成しにくいのにはこれが原因というわけです。

その対応策として、推奨されているのが「大きなゴールの前に小さなゴールをいくつか設定しておく」という方法。

2か月後までに5㎏痩せるという長期的な「結果の目標」があるなら、毎日5分運動する・健康的な食事をするといった短期的な「過程の目標」を設定する。など…

このように、長期的な面だけでなく、「1日単位でできること」 「1週間単位でできること」などを目標にするということが重要だということです。

一緒に行うと成功率アップ

また、目標は1人で行うより、複数で行った方が効果的だといわれています。

これに関しては、「ダイエットは仲間を見つけることで上手くいくぞ!!」で書いたのでそちらを参考に。

簡単に言うと、仲間がいることで誘惑に強くなり継続しやすい

何事も成果を得るには継続が不可欠。

1人ではなかなか良い行動を習慣化できないという方は、○○サロンやトレーナー、ジムなど、仲間を創りやすい環境に身を置くのも良いかもしれませんね。

しない目標 より する目標

最後に、目標を決めす際は「○○しない」という目標ではなく「○○する」という目標を創ることを意識しましょう

具体的に言うと、「お菓子は食べない・8時以降は何も食べない」という目標ではなく「お菓子を食べない日を多くする・1日30回スクワットをする」といった感じ。

どうしても「○○しない」という目標があったとしても「○○しない日を多くする」といったように言い換えて目標を立てるだけで成功確率は大幅に向上します

人間はネガティブ行動ばかりに目を向けがちですが、ポジティブに変換して考えられるようになればメンタル的にも安定しやすく、パフォーマンスは向上します。

何かをしないということよりも何かをするといった目標の方が目標に近づいている感覚も得られやすい。

ぜひ「しない目標」より「する目標」を。

まとめ

最後に今回のまとめ。

  • 結果より過程を重視する目標を重視すべし
  • 「今日できること」「今週中にできること」など短期的な小ゴールを設定すべし
  • トレーナーや仲間を見つけで目標を共有すべし
  • 「しない目標」ではなく「する目標」

人間、行動しなければ何も変わりません。

行動するためにも目標設定は大事。

目標を設定し、継続することができれば人生は間違いなく変わっていきます。

目標達成の敵「どうにでもなれ効果」とは?その対策は?でも書きましたが、目標達成の敵は継続できなくなること。

正しい目標設定をしつつ、自分にとってのゴールを最高の効率で目指していきましょう

私も、「毎日15分以上は運動する」「週5回以上はブログを更新する」「月1回以上は新しい人・場所と出会う」を今年の目標としようと思います。