普段はダイエット・ボディメイクについての情報を発信する著者ですが、
著者自身が生活している際、1番と言っていいほど意識している教えがあります。
それこそが亀仙流の教え
亀仙流とは漫画「ドラゴンボール」で登場する教えの事で、主人公孫悟空の最初の師匠である亀仙人が弟子たちに修行を付ける際に用いた言葉です。
悟空もそんな亀仙人に対する尊敬か、どの時代も亀仙流の道着をベースとした服を着ています。
そして、自分自身で修行する際も亀仙流の教えである「よく動き よく学び よく遊び よく食べて よく休む」という基本を忘れずに行動しているように感じます。
他にも、様々な名言を残す亀仙流の教えは人間の根底を捉えており、人生の満足度・幸福度を上げるのではと思った次第です。
仕事や人間関係でストレスを感じている人、過度なダイエットでメンタルを壊す人、将来に対する不安がいっぱいな人。亀仙流の教えは、そんな人の悩みを解決できる可能性すらあります。
そんな亀仙流の教えについて早速みていきましょう。
よく動き よく学び よく遊び よく食べて よく休む
最初は基本中の基本。
「よく動き よく学び よく遊び よく食べて よく休む」
この言葉は人間本来の生き方を示しているように思います。
人間は本来の生活はこうです。
- よく動くことで、食べ物を手に入れ、交配相手を見つけてきました。
- よく学ぶことで、生存のための知識をみにつけ、弱肉強食の世界を生き延びてきました。
- よく遊ぶことで、他者との交流を深め、遊びを通して学びの糧としてきました。
- よく食べることで、エネルギーを蓄え、飢餓の時代を乗り越えました。
- よく休むことで、心と身体を回復させ、情報を整理し、次の行動の準備をしていました。
このように、亀仙流の修行では、人間本来のやるべき行動は何一つとしておろそかにしてはいけないと再認識するきっかけになるわけです。
当たり前のようで、理解できていない人は多いのではないでしょうか。
迷ったときは、くよくよ考えず、「よく動き よく学び よく遊び よく食べて よく休む」これだけでいいんです。
身体を動かすことのメリットや食の大切さ、休憩の重要さは複数のエビデンスでも証明されていることなので、食事・睡眠・運動に関しては遊び感覚で学んでいく必要がありそうですね。
人生をおもしろおかしくはりきって過ごしてしまおう
運動は健康にいいというのは明らか。
運動を習慣化している人ほどメンタルが強く年収が高い人が多いという研究が存在するほど運動によるメリットは多いです。
運動は心身ともに強くなる。
亀仙人は、それによって生まれた余裕にこそ意味があると考えているようです。
いくら時間やお金があったとしても、心身ともに健康でなければ意味はありません。
また、いくら身体を鍛えて肉体美だけを追求したとしても、余裕がなく人生をおもしろおかしく過ごせていないのなら、鍛える意味は本当にあるのか。
つまり、武道を習得することのゴールは、「人生をおもしろおかしく はりきって過ごす」ということなんです。
簡単に聞こえますが、これを実現できている人がどれだけいるでしょう。
毎日、仕事や勉強に追われ、1日の最後は倒れるように寝る。休日になると日頃の疲れから活動的に動けづゴロゴロ。つまらないわけではないが面白いわけでもない日々を送っている。なんとなくで毎日が過ぎていく。
「今日死んで後悔はない。」と断言できる人なんてほとんどいないのではないでしょうか。
著者がこの言葉を初めて見たのはまだ子供のころ。当たり前のことをエロ仙人が言っているだけだと本当の意味を理解できていませんでした。
しかし、大人になり、社会に出て、働くようになると、「おもしろおかしくはりきって過ごす」ということがいかに難しいか実感することになりました。
それもこれも、余裕がないから。
これを期に、何かしらの運動を習慣化し、心身ともに健康。生まれた余裕で、人生をおもしろおかしく はりきって過ごしていきましょう!!
世の中上には上がいるもん
著者はこの言葉には2つの意味があるように感じています。
まず1つ目は、世の中には自分より上の人がまだまだたくさんいる。現状に満足することなく鍛錬していこう。というもの。
井の中の蛙大海を知らず
現状に満足しているようでは成長できない。満足などせずひたすらに上を目指していってほしいという、亀仙人の師匠としての強い意志を感じます。
2つ目は、上には上がいる。周りと自分を比べることに意味はない。というもの。
現実世界でもそうですが、上には上がいるもんです。
いくら得意な勉強やスポーツがあったとしても、それで1番を目指すことは現実的ですか?
お金に関することでも、月収1000万貰っている人もいればそれ以上の人だってたくさんいます。
ひたすらに周囲と自分を比較して上だけを目指すより、自分にしかない価値基準を元に判断をして行動していくことの方が重要ではないか。
人生のゴールは何かで1番になる事ですか?それとも、幸福を感じることをたくさん経過することですか?
「上には上がいるもん」という言葉には、現状で満足することはもったいないということ・周囲と自分を比較する意味はない の2つを考えさせられる言葉だと感じました。
基本を生かし自分で考えて拳法を学べ
武道は勝つためにはげむものではない、おのれに負けぬためというのは考えさせられますね。
スポーツや競技の練習などではどう相手に勝つかということを考えてしまうのは仕方がないことですよね。
しかし、亀仙流では違います。鍛えることは他者との闘いではなく自分との闘いということなんです。
上記した教えでもそうでしたが、周囲と自分の比較を考えるのに意味はありません。
大切なのはいつでも自分。
そして、そんな自分に合うように、基本を生かして自分なりに進んでいけばいい。
よく、人の意見を聞きすぎて自分を見失っている人などもいるようですが、重要なのは今の自分です。
自分に合ったやり方は自分しかわかりません。
基本を学んでからは自分自身で学び・行動して・自分なりの道を進めばいいんです。
いくつになっても、元気で活力あるイキイキとした、亀仙人のような素的な人生を送りたいものですね。