女性の中には「足が太くなりたくない」「筋肉が増えてゴツくなりたくない」という理由で筋トレを拒む人が多くいるようです。
ジムにいる女性の多くも筋トレというよりは有酸素運動をメインに行う人が多いイメージがありますね。
しかし、科学的に見ると女性こそ筋トレをするメリットが大きいのでは?というようなデータは多く存在しています。
そこで、美しい身体を手に入れたい・スリムな体型になりたいと思う女性こそ筋トレをやるべき理由・メリット等を解説していこうと思います。
女性は筋トレでゴツつなるのか
女性が筋トレをしたがらない1番の理由は「筋肉がついてゴツくなりたくない」というものでしょう。
しかし、そんな心配をする必要はありません。
複数の研究からもわかっている通り、ホルモンバランスの関係により男性と比較して筋肉が付きづらい。
そもそも、ゴツい身体を手に入れるには消費カロリー<摂取カロリーの関係を保ち、カロリーオーバーを日に状的に設ける必要がある。
つまり、
- 摂取カロリーを増やして筋トレ:筋肉が肥大しゴツくなる(女性の筋肥大は男性よりずっと少ない)
- 摂取カロリーを変えないで筋トレ:筋肉の密度が増す(大きさは変わらず、パワーや消費カロリーがアップし痩せやすい体質)
摂取カロリーを上げない限りは筋トレをすることで余計な体脂肪が減っていきスリムな身体に近づくというわけです。
また、女性は筋肉の合成に欠かせないテストステロン(男性ホルモン)の分泌量が少ないため、いくらハードに筋トレをしたからといってムキムキのマッチョになることは難しいでしょう。
もしムキムキな女性がいるとしたら、遺伝子レベル上位1%の選ばれた存在か、ステロイド薬物を使用した可能性が高いでしょう。
そんなわけで、一般的なトレーニーは、食事に気を配って筋トレをすれば引き締まった痩せやすい身体が手に入るというわけです。
女性が筋トレするメリット
女性こそ筋トレをすべきという理由についてもみていきましょう。
女性が筋トレをするメリットは以下の通り。
- 消費カロリーを上げて痩せやすくなる
- ダイエット中の筋肉の減少を抑えられる
- ボディラインにメリハリがつく
女性は男性より消費カロリーが低く、筋肉も減少しやすいといわれています。
それもそのはずで、昔から女性が筋肉を使う頻度は男性より少なく、エネルギー貯蓄率の良い脂肪をため込んでいた方が生存に有利だった。
だからこそ、女性は筋肉が増えずらく、減りやすいんです。
筋トレは、そんなデメリットを打ち消し、ダイエット中でも筋肉の減少を防ぐ効果が期待されます。
また、筋肉のサイズは変わらずとも、筋肉の密度は変化していくため消費カロリーが増え瘦せやすい身体に近づきます。
筋肉があることによって身体にメリハリが付きスリムな美しい身体を手に入れられるでしょう。
痩せるには有酸素より筋トレ
2012年の研究によると、長時間の有酸素運動はストレスホルモンであるコルチゾールを分泌させると報告されています。
コルチゾールが過度に分泌されていると腹部に脂肪を蓄積しやすいことがわかっているため、ストレスはダイエットの敵というわけですね。
また、有酸素運動後は食欲が増しやすいというデータも報告されています。
複数の研究から見ても、思った以上に有酸素運動はダイエットに不向きと言わざるを得ません。
一方、適度な筋トレはストレスに強くなる・筋肉が増えて消費カロリーも増すなどダイエットに有益だとするデータが多いんですね。
散歩や軽いジョギング程度ならストレスによる弊害は少なそうですが、それならストレスにも強くなって一石二鳥な筋トレをすれば?と考えられるわけです。
有酸素運はストレスの面で見ても、食欲コントロールの面で見ても筋トレには及ばないってことですね。
まとめ
最後に今回のまとめ。
- 女性はホルモンバランスの関係上、筋トレでゴツくなることはない
- 筋トレをすることで引き締まった痩せやすい身体が手に入る
- 有酸素運動より筋トレの方が痩せやすい
このように、筋トレはメリットが多く、女性でも積極的に行っていきべき行動です。
女性こそ、有酸素運動より筋トレを。
まぁ、何もしないよりは有酸素運動をしたほうがいいのは間違いないですし、ウォーキングには様々なメリットが報告されているのも間違いないんで、自分の好みに合わせてやっていただければと。
個人的に最強だと思っているのは週2~4回の筋トレと、週3~7回の朝散歩。
コレだけでも間違いなく理想の身体に近づきますよ。