今年に待望の続編が出るということもあり、昨日 映画「アバター」復習としてみてみました。
2009年に上映され、熱狂的なファンもいる「アバター」ですが、
今だからこそわかる学びというものが多くあったので、共有していこうと思います。
「アバター」という映画は、人類の技術進化・人間と自然の関わり方・生態系の調和など様々なメッセージ性のこもったSF映画です。
それらの解説や考え方に関しては、もっと詳しく・真剣に考えている方が多いので解説は任せるとしましょう。
ここでは、普段からダイエット・ボディメイクの事ばかり考えている著者が感じた疑問と考えについて。
なぜ「アバター」のなかの部族達は、太っている人が存在せず、筋トレもしてないのに筋肉質なのか。
パレオダイエットというダイエット法があるように、狩猟採取民とダイエットには科学的にも深い関係があるといわれています。
パレオダイエットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を。
それでは、アバターからわかるダイエットに関して、詳しくみていきましょう。
狩猟採取民にデブはいない
今から約600万年前、私たち人類も狩猟採取して生活していました。
そのころの人類には、
- 体脂肪率が低く12%前後を維持している
- 体内の炎症レベルが低い
- 肥満・高血圧・認知症・脳卒中等の現代病がほとんど存在しない
狩猟採取民族の死因として多かったのは感染症や争いによる怪我など。
現代で問題となっている肥満や高血圧・認知症など問題は起こっていなかったと言われています。
映画「アバター」で登場する部族(ナヴィ)も、太っている人はおらず、全員が筋肉質。
狩猟採取民族の特徴を忠実に再現していますね。
仲間と共に食を楽しむ
ナヴィの食生活についてみていくと、狩猟採取民族らしい食事を行っていることがわかります。
それは、家族・仲間と共に食事を行っているということ。
何よりも仲間との繋がりを大切にし、食事をコミュニケーションの1つとしている。
残念ながら「アバター」では、食事シーンがほとんどありませんでしたが、
数少ないシーンから見ても、ナヴィは食事を部族全員で行い、加工食品などはありません。
一方、人類は加工された食品をテキトーに摂取し、1人で欲求を満たす場面が見られました。
映画「アバター」からわかる食事術としては、
- 食事は仲間と楽しむ
- 加工された食品は食べない
1人で欲望のままに食べるより、家族や仲間と楽しみながら食事をするということが重要ということですね。
狩りのために動き、日差しと共に活動する
ナヴィの人々の生活についてもみていきましょう。
ナヴィの朝は早く、日差しが上がっているときは基本活動しています。
狩りや散策のために動きまわります。
主人公のジェイクがナヴィの生き方を学んでいく中でも、走り回ったりする場面が多くみられていましたよね。
現代人のような座りっぱなしの1日ではなく、日常的な活動が多かった。
そして、夜になればそれぞれの寝床で静かに床に就く。
まさに、人間の本来の姿を映したかのような生活です。
ナヴィは筋トレや運動など意識せず、日常的な活動をするだけで筋肉質な太らない身体を維持しているんです。
自然が豊かな惑星「パンドラ」
映画「アバター」の舞台であり、ナヴィが生活している自然豊かな惑星「パンドラ」にも目を向けてみましょう。
人類と自然には切っても切り離せない関係があるといわれています。
自然には、ストレス解消効果、脳機能改善効果、リラックス効果など、科学的に見てもメリットが多くあります。
ナヴィの人々は自然と共に生活しています。
最先端の医学や教養、技術進歩がなくても幸福に暮らしていました。
宇宙から来た人間が持ちかけた技術進歩より自然を選ぶという精神。
自然の大切さ・自然の持つ不思議な力をとても良く理解していたんでしょうね。
ダイエットでもなんでも、健康を害する1番の要因はストレスです。
あらゆる技術進歩や誘惑物があったとしても、ストレスを緩和しメンタルを安定させる自然は最も大切な資源と言えるのでしょうね。
彼らが信じるもの「エイワ」
続いて、ナヴィが神として崇める「エイワ」について。
ナヴィの人々には信じている存在があります。
これを現代の人類で考えると、宗教という言葉になるのでしょうか。
人間は信じる存在(価値観)がはっきりとある方が幸福感が高いと言われています。
これは、宗教以外にも、家族や社会、物質的なものまで幅広いく、
行動の判断や生きている意義にも関係してきます。
宗教に入った方がいいというわけではありませんが、自分の中で何か信じている価値観がある方が、メンタル的にも安定しやすく、
あらゆる行動でより自分が納得できる判断を下せるようになるといわれています。
ナヴィの人々は、エイリアンに家を焼かれ、仲間を殺された時、最終的に行き着いた場所が「エイワ」でした。
身体的にも精神的にも苦しい状態でも生きていけたのは信じる「エイワ」があってこそ。
「エイワ」という最後に頼れる存在があったからこそ、故郷のために戦うという大きな決断をすることができました。
信じられるものの存在がいかに大切か、改めて感じますね。
現代に生きる私たちも何か信じられる価値観があるという人は、何に対しても強いですからね。
最後に
今回は、映画「アバター」を再度見返してみて、今だからこそ感じたことを書いてみました。
「アバター」という作品は、環境問題や戦争・エネルギ―問題などなど、様々なメッセージの見方ができますが、
狩猟採取して暮らす部族の肉体美についても学べることがあった。
日々、ダイエットやボディメイクの事ばかり考えているせいか、こんな変な感想になりました。
昔に見たこと・体験したことも今になると感じ方が驚くほど変わっているということも多そうですよね。
これを期に、前に見たことがある映画を再度見返してみようかと思うきっかけとなりました。
どうぞよしなに。