正月太りという言葉があるように、年末年始はイベントごとが多く太りやすい時期。
人によっては、年が明けて久しぶりに体重を計ったら5㎏以上増えているということも。
2、3日の食べ過ぎで体脂肪が極端に増えるということはないにしろ、年末年始のように1週間近く食べ過ぎてしまった場合はその後のケアによって脂肪が増えるかどうかが決まってきます。
年末年始で増えた体重を素早く元に戻すにはどうすればいいのか。そもそも、何で年末年始に体重がこんなに増えてしまうのか。
結論から言うと、心と身体を整える3stepをする。 ①増えた体重はほとんどが水分だと理解する ②普段より運動する機会を増やす ③塩分と脂質を控えめにする この3つを1週間ほど実践していればOK。
体重を前より減らしたい場合でも、いきなりダイエットをスタートさせると、リバウンドのリスクが大幅にアップしてしまいます。
まずは1週間ほどは調整期間を設ける。
心と身体を整えて、今年のボディメイク生活をはりきってスタートさせましょう。
年末年始はなぜ太るのか。
心と身体を整えて、今年のボディメイク生活をはりきってスタートさせましょう。
step① 増えた体重のほとんどは水分だと理解する
step①として、最初は精神的な面から。
体重を気にする人にとって、急に何㎏も体重が増えているというのは大きなストレスになります。
過度なストレスは体内の炎症レベルを増加させ、肥満になりやすかったり、不健康な生活になったりと、対策は必要不可欠。
そこで、増えた体重が何によるものなのかを理解する必要があります。
人間の体重が増える要因としては、筋肉によるもの・脂肪によるもの・水分によるものの3パターン存在しますが、短期的な増減のほとんどは水分なんです。
その理由としては、人間の身体は60%が水分だから。
水分と比較すると筋肉や脂肪の割合は非常に少なく、短期的に変わる数値もたかが知れています。
また、脂肪はエネルギーの貯蓄率が高く、身体に脂肪を1㎏つけようと思ったら7200㎉も余分に食べなければいけません。
7200㎉といったら、成人男性3日分と同じくらいの量。これを余分に食べるということは思ったより大変なはずです。
その点、水分は肝臓や筋肉、もともとある脂肪細胞等に多く吸収され入り込むことができるため、1日でも2,3㎏の変動は普通に起こりえます。
つまり、短期的な体重の増減は水分による影響が強く、身体が浮腫んでいるだけということです。
このことを理解し、体重が増えても太ったわけではない
step② 意識的に運動する
精神面の次は身体面。
食べ過ぎが続いた身体にはエネルギーが普段以上に蓄えられています。
そのため、その蓄えられたエネルギーをそのままにして置いたら体脂肪に変換されてしまいます。
しかし、そのエネルギーを消費することができれば問題なし。
食べ過ぎの次の日などは身体が重く感じることはあるでしょうが、動くには適した瞬間です。
エネルギーに満ち溢れているからこそ、普段より意識的に筋肉を動かし、エネルギー消費と共に、筋肉人刺激を与えていきましょう。
食べ過ぎたことをネガティブに考えるのではなく、エネルギーに満ちているとポジティブに考えて行動していきましょう。
step③ 塩分と脂質を控えめにする
最後は食事面。
年末年始などで食べてきた食事は、普段より高脂質・高糖質・高塩分です。
だからこそ、切り替える際の食事としては今まで食べすぎていたものを控えることが重要となります。
特に重要なのが、脂質と塩分。
高カロリーな脂質と浮腫みの原因ともなる塩分を控えることで効率よく身体が切り替わり、元に戻りやすくなるといえるでしょう。
注意してほしいのが、食事を控える際に糖質も控えすぎてはいけないということ。
脂質も抑え、糖質も控えてしまうと、体内の栄養バランスがいち著しく悪くなり、代謝の低下を招きます。
年末年始で上がっているはずの代謝を低下させるような危険な食事にならないよう、高タンパク・低脂質・低塩分・中糖質を意識しましょう。
まとめ
最後に今回のまとめ。
- 増えた体重のほとんどは水分
- エネルギーに満ち溢れているなら運動を積極的に
- 食事は低脂質・低塩分
- タンパク質は多め、糖質は適度に摂取
上記したような3stepを1週間程継続していれば、年末年始に増えた体重は簡単に元通りになるでしょう。
年末年始後すぐにダイエットを始めるのではなく、しっかりと調整して元に戻す。
1月中に始めれば、今年の夏には普段以上の良い身体で夏を迎えられるでしょう。
何事も準備からしっかりをし、良い習慣を創り上げていきましょう。