人間の脳と腸は繋がっている。だからこそ「腸は超大事」ってのが現代の常識。
実際に、腸内環境が整っている人は肥満になりにくく、メンタルも安定しており、集中力も高いと報告されています。
腸内環境を整えるだけでこんなにたくさんのメリットを得られるというのは嬉しい物ですね。
腸内環境を整えるには食事に気を付けるというのが一般的ですが、運動にも腸内環境を整える効果があると知っていますか。
今回はそんな運動と腸内環境についてみていきましょう。
最適な運動量は1日30分、週3回
腸内環境を整える運動量として推奨されているのは週3回。
これは2018年イリノイ大学の実験でして、肥満体型の男女と標準体型の男女を対象に行ったものです。
実験期間は6週間で、最大心拍数の60~75%程度の運動を1日30~60分、週3回行うというのも。
結果はこんな感じ。
- 運動を週90~180分行うことで腸内環境は有意に改善していた。
- 食事を変えずとも運動によって腸内フローラは増える
- 運動をやめると腸内フローラは減り始める
やはり、運動は腸内環境に変化を及ぼすと考えてよいみたいですね。
運動が腸内環境に良い影響を及ぼす理由として考えられるのは、運動によって血流が促進され身体に刺激が入りやすく、腸の蠕動運動を促進させるからだと考えられます。
また、研究結果にもある通り、運動による腸内環境の改善は運動をやめると効果が減少しています。
食事を変えずとも運動で腸内フローラが増えるというのは嬉しいですが、本格的な改善を図りたいなら、食事からしっかりと食物繊維と発酵食品を摂取した方が良いかと。
やはり、「腸内環境の改善のアプローチで1番は食事。その手助けとしての運動。」といった感じでしょうか。
運動は軽めのエクササイズでOK
腸内環境の改善には1日30分の運動を週3回。どんな運動がいいのかについてもご紹介。
- ウォーキング
- サイクリング
- ヨガ
ウォーキングのメリットは多く報告されているところでありまして、腸内環境の改善にも役立つという最強のエクササイズの1つ。
特に、公園などの自然を感じれる場所をウォーキングすると、運動によるメリットと自然のメリットを2つとも得ることができます。
身体の調子が悪いなと感じたら、自然の中をウオーキングしてみることをおススメします。
サイクリングもウォーキング同様に自然を感じつつリズム運動ができる最強エクササイズの一つです。
出勤や通学の移動手段や休日の趣味活動の一環としてサイクリングは取り入れやすいかと思います。
ヨガは適度な負荷量とマインドフルネスを体感できる、エクササイズとして知られてます。
また、ヨガにはストレス解消効果も期待でき、心と身体の朗報を整える働きがあります。
ストレスは腸内環境にもよくありません。
ストレスを感じることが多い人はヨガによる運動とストレス解消効果で懲戒環境を整えていきましょう。