、普段はダイエット・ボディメイクについて発信している著者ですが、
映画「アバター」からわかる狩猟採取民の暮らし。部族全員が筋肉質な理由。という記事を書くぐらい「アバター」という作品が好き。
先日、待望の続編「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」をみてきたので、感想を。
ここではネタバレはしないよう、映画の感想をお伝えしていこうと思います。
理由もなく孤独を感じている、現実に違和感を感じている・納得のいかない毎日を送っている という人にこそ見てほしい、最高の作品です。
コロナウイルスの影響で大きく変わった現代だからこそ、さらに考えさせられるアバターの魅力。ネタバレなしでも伝えたい「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の魅力。
これをきっかけに、映画「アバター」にハマる同士が増えると嬉しいです。
本記事を読んで興味を持てたら劇場へぜひ。(1作目のアバターの復習もお忘れなく)
そもそも「アバター」がなんで魅力的に感じるのか
まず初めに思ったことは「なんでこんなにもアバターを魅力的に感じているのか」についてです。
もちろん、ストーリーの組み立てや、キャラクター、メッセージ性など、魅力的な部分はおおいにありますが、私が1番魅力を感じているのは世界観です。
「アバター」の世界では、自然と共に暮らす先住民(ナヴィ)と科学の進歩した人類(スカイピープル)に分かれており、それぞれがそれぞれの考えの元行動しています。
ナヴィは自然と共に暮らす。スカイピープルは利己的なままに科学の道を進む。
この世界観をみて、今を生きる我々はこの中間的な存在なのではないかと感じました。
つまり、ナヴィ=過去の我々 スカイピール=未来の我々
現代を生きる我々は、ナヴィの暮らしより科学が発展しており便利になっているのは確かですが、ナヴィのような一族をの交流、自然との繋がり、心のゆとりはなくなりました。
現代を生きる我々は、スカイピープルより科学技術はなく無知であるのは間違いありませんが、他者を思う気持ちや自然との触れ合い、日頃の楽しみを持っています。
「アバター」を観て魅力を感じるのは、人類の過去と未来を連想させ、どちらの暮らしが本当に正しいのか・幸せなのかを考えさせられるからかもしれません。
人類も昔はナヴィのように狩猟採取して生活をしていました。今よりも家族のつながりが強く、自然と共に暮らしていました。
それから科学の進歩で、生活は便利になり、寿命も延び、娯楽も増えました。
これからますます進歩する未来。便利になっても忙しく感じるようになり、娯楽が増えても幸福感は感じずらい。
「アバター」はそんな過去と未来を連想させ、人類の進化について考えるからこそ魅力に感じているのかもしれません。(あくまでも個人的な意見ですが笑)
圧倒的な映像体験と没入感
「アバター」の感想を書く上で、欠かせないのが圧倒的な映像美。
舞台となる自然豊かな惑星パンドラとそこに住む魅力的な生物たち。
その素晴らしい映像を大迫力のスクリーンでみる時はまさに圧巻。
生物の細かな動きから、自然の壮大さ
自然の中を生きる生物たちの暮らしすら想像できるほどの没入感。
フィクションだからこその世界観と、一流の俳優・女優さんたちの演技は何時間見ても飽きません。
「アバター」は比較的上映時間が長い映画ですが、時間など忘れるほど没入感があります。
映画を見るというより、世界観を体験するといった方が良いかもしれません。
それほどまでにこった映像。
ぜひ、大きなスクリーンで見てほしいところです。
親と子 親と親 子と子
今作の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」は親子が1つのテーマにあるように感じました。
主人公ジェイクのその後のストーリー。子供ができて新たに生まれるストーリー。
一族・家族・親子をこれほど考えさせる映画はそうはないでしょう。
人間だれしも親がいます。人によってはパートナーもいて、子供がいるという場合もあるでしょう。
人間1人だけのストーリーには限界があります。形はどうであれ、家族や友人などが絡み合ってストーリーができてくるんです。
子は親を選べませんし、親も子を選べません。
中には、親が自分の望んでいるような親ではないということもあるでしょうし、兄弟同士のトラブルなどもあるでしょう。
それでも、子供は生きていかなければなりません。
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」でもそんな子供たちの葛藤や主人公ジェイクの親としての行い、子と子・親と親・親と子 それぞれの関係が複雑かつ繊細に描かれています。
家族・親子を考える映画として、もってこいの映画でしょう。
もちろん、家族関係以外にもド迫力はアクションやメッセージ性などおすすめポイントは語り切れないほどあります。
本当におすすめとだけ言っておきます。
人間の幸福は繋がりではないか?
最後に、「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」をみて、学びになったと感じたことについて。
著者が好きな言葉にこんなものがあります。
「現代の矛盾」として書かれたこの分は、まさにこの通りよ思う人も多いるのではないでしょうか。
科学の進歩のおかげで、人生が豊かになるということは間違いないとは思います。
太古のように、病気や飢餓に苦しむことはなく、長く生きられるようになったのは科学の進歩あってこそです。
しかし、人生を送る中で、本当に幸せを感じるには現代のような進歩が必ず必要であるといえるのでしょうか。
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」で登場する先住民(ナヴィ)は科学が進歩していなくても、幸せそうに、元気に、楽しそうに暮らしています。
家族や友人と一緒に、自然を感じながら暮らす。
科学の進歩が不要だったとは1ミリも思いませんが、人間が幸福を感じるには、科学の進歩が絶対に必要だということではない気がします。
もちろん、住む場所の確保や食事する大切さもありますが、
人と繋がり、自然と繋がり、自分自身を知る。
それだけで人類は楽しく幸せに暮らしていけるのではないでしょうか。
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」をみて、人間が幸福を感じる時の鍵は繋がりにあるのでは?
と改めて感じるきっかけとなりました。
だからこそ、理由もなく孤独を感じている、現実に違和感を感じている・納得のいかない毎日を送っている という人にこそ見てほしい。
本記事を読んで興味がわいた方はぜひ劇場へ。
もちろん、1作目の「アバター」の復習もお忘れなく。