ダイエット

脂質制限は有効なダイエット法?脂質制限のウソ・ホント

糖質制限は有効なダイエット法なの? 糖質制限のウソ・ホントに引き続き、今回は「脂質制限」別名ローファットダイエットについて。

ダイエット方法として、まず初めに思いつくのが、脂物を減らすローファットダイエット。

糖質制限が人気になり出してからも、熱狂的な信仰者が多いダイエット方法で、有名なダイエット系インフルエンサーやユーチューバー、ボディービルダーがおススメしている場合も多いダイエット方法です。

では、そのエビデンスはどうなのか。

科学的の最終的な結論としては、「どんな方法でも続ければ効果は一定。やりやすい方法でやるべし。」

これに関してはこちらの記事で。

ダイエットの絶対法則と成功法則。「食べて痩せる」にはどうすればいい?

今回の記事では、科学的に見たローファットダイエットのウソ・ホントについてみていきましょう。

脂質制限のウソ

脂質制限は昔っからあるダイエット法の代表みたいな存在で、カロリーが高い脂質物を抑えるというもの。

脂質制限に関するウソについては以下の通りです。

  • 脂質を抑えれば痩せる
  • 脂質の量さえ気を付ければOK
  • 脂質摂取量は少ない方がいい

これらは誤解されることが多いですが、注意が必要です。

当ブログでは何度も書いていますが、人間が瘦せるかどうかは摂取カロリー<消費カロリーの関係が必要です。

それに関してはこちらを。

また、脂質はホルモンバランスの調整や肌を整えるなど、人間にとって必要不可欠な栄養素です。

最低でも1日の摂取カロリーの20%はとる必要があります

脂質摂取不足の症状についてはこちらを。

脂質制限の落とし穴。制限しすぎると起きる不調3選。

そして、脂質に関しては、量と同じくらい質にも注意しなければいけません。

これに関しては後程。

結論としては、

  • 脂質の抑えすぎはNG(最低でも20%以上)
  • 脂質は質にもこだわるべし

続いて、脂質制限のホントについてみていきましょう。

脂質制限のホント

脂質制限に関する、情報で科学的にありえそうな事実はこんな感じ。

  • 減量効果は期待できる
  • 空腹感を感じやすい
  • 運動のパフォーマンスは維持しやすい

まず、脂質を制限することによる減量効果は一定以上期待できます。

まぁ、脂質に気を付けるというわかりやすいダイエット方法をしているので、ダイエットに好ましい行動をとりやすいからかもしれませんが。

いずれにしても、3大栄養素の中で1番高カロリーな脂質を抑えることで摂取カロリーが減るというのは当たり前ですね。

もちろん、いくら脂質を抑えても糖質やタンパク質を食べ過ぎれば太りますがね。

また、脂質制限は糖質制限と比べると空腹感を感じやすいということ特徴です。

脂質制限は糖質を多く摂取するため、消化が速く、そのせいで空腹感を感じやすいというのは仕方がないことですね。

空腹感を感じやすいという面でデメリットに思う方もいるかも知れませんが、消化が速く、すぐエネルギーとなるということはメリットでもあります。

それは、筋トレやスポーツなどで活動するエネルギーとして使いやすいから。

糖質は身体を動かすエネルギーなので、糖質を多く摂取できる脂質制限はトレーニーやスポーツマンのパフォーマンスを維持しやすいといわれています。

量よりも質に気を付けるべし

上記した、「脂質は質にも気を付けるべし」ということについてみていきましょう。

脂質は、いろいろな種類が存在し、人間の身体に及ぼす影響がそれぞれ違います。

よく言われるところの「良い脂質」と「悪い脂質」。

実際は、脂質に関してもバランスが必要ですが、現代人はそのバランスがひだれている人が非常に多いという現状があります。

簡単に言うと、植物油や肉の脂、加工脂の摂取量が多く、魚の脂やオリーブオイル、ココナッツオイルといった脂が不足しがち。

脂質制限では脂質の摂取量が特に不足しがちなので、摂取範囲内で意識的に良質な脂を摂取することが必要になります。

脂質摂取のポイントについてはこれらの記事を。

脂質を極めろ。ダイエット中の脂質は何を?どのくらい?

まとめ

最後に今回のまとめ。

  • 摂取カロリーの20%以上は脂質を摂取すべき
  • 摂取する脂質の質にも気を付けるべし
  • 糖質制限より運動のパフォーマンスを維持しやすい
  • 糖質制限より空腹感は感じやすいかも

いずれにしても、ダイエットはどんな方法でも継続すれば成功できます。

無理ない範囲で自分のやりやすい方法を選んで頂ければ良いかと。

もちろん、ボディービルダーのようなバキバキの身体を目指すなら話は別ですがね。

バキバキを目指したいという方は、こちらの記事を。

そうだ、腹筋を割ろう。「腹筋を割るための道」