「ダイエットをしよう。」「何から始めればいいんだろ。」
そう思って情報を集めると方法がいっぱいありすぎてわからなくなりますよね。
「糖質を減らせ」「カロリーを見ろ」「運動をしろ」「ファスティングだ」
こんな情報が多すぎます。
確かに、研究論文や科学的根拠のある書籍を読んでもこれらすべての方法には減量・ダイエット効果が確認されています。
しかし、その体型をキープできた人は少ないようです。
せっかくダイエットするなら、「できるだけ楽で、体型もキープできる」ほうがよくないですか?
本記事では、お腹周りが少し気になる人から肥満体型でダイエットしたい方にむけ、各々の標準体型まで無理せず自然に戻す方法をご紹介します。
最初に結論だけ言っておきます。
「食欲を正常に戻し、必要な量だけ好きに食べる」
それでは、解説していきます。
太っている人と痩せている人の違い
私たちの周りには、「よく食べてるのに太ってない人」「ぜんぜん食べてないように見えるのに太っている人」がいますよね。
こと2人の違いは何でしょう。
答えは、「食欲=必要量」になっているかどうかです。
食欲を意志の力で一生我慢することができる人がいれば問題はないでしょう。
しかし、そんな人間は存在しません。
「食欲>必要量」になればカロリーオーバーで太り、「食欲<必要量」だと痩せこけてしまいます。
よく食べても太らない人は食べ過ぎた後や次の日に食欲が落ち結果的に「食欲=必要量」にちかくなっているのです。
人間は太らないようにできている
まず、お話しておきたいのが人間は太らないようにできているということです。
「そんなこと信じられない」と思う方も多いでしょう。
しかし、考えてみてください。
肥満の人が増加し、肥満が社会問題になってきたここ数十年です。
1900年代以前でも肥満者は存在していましたが数はごくわずかで珍奇なものでした。
つまり、本来の人間の身体は、体温が一定で保たれているように、成長期を過ぎた人間の体重も「増えたら戻る、痩せても戻る」というように一定に保たれているのです。
この戻る基準となっている点を「セットポイント」といい、私たちが太る原因はセットポイントが乱れ、正常に機能していないからなのです。
私たちのご先祖様はダイエットなどせずに、今より健康でイキイキ暮らしていたのですから。
歴史を学ぶように、健康面でもご先祖様が教えてくれることは多いのです。
リバウンドする原因
セットポイントが体重に関与している例をご紹介します。
食べる量を増やした場合:食欲を抑えるホルモン(レプチン)が分泌され食欲が落ち、代謝をあげる
食べる量を減らした場合:食欲を増やすホルモン(グレリン)が分泌され食欲が増し、代謝が落ちる
このように、セットポイントを正常にせずダイエットをしていることがリバウンドを起こす原因なのです。
体重が落ちれば代謝が落ち痩せずらくなるのは当たり前です。
セットポイントを戻し、体重と一緒に食欲も落ちることが重要なのです。
セットポイントを戻す食べ方・壊す食べ物
セットポイントを正常に戻すには以下のことを考えてみてください。
- 自分は本当におなかがすいているのかな?
- この食べ物はご先祖様も食べてたかな?
- 昔は動かず食料が手に入ることはなかったよな~
つまり、私たち人類が長い歴史の中で食べていた食材を、自分が空腹のときに食べる。
長い歴史で食べられていたかわからない時は、「江戸時代の人がたべていたか?」と考えると参考になりやすいです。
そして、セットポイントを崩壊させやすい食品は以下の通りです。
- ジャンクフード
- お菓子
- 加工肉
いわゆる加工食品です。
まぁ、江戸時代の人が添加物たっぷりのお菓子やジャンクフードを食べていたとは考えにくいですよね。
もちろん、一切食べてはいけないというわけではなく量や頻度を考えようということです。
まとめ
セットポイントを正常化し、食欲のコントロールさえできていれば人間は太りません。
太っていたとしてもセットポイントが正常なら痩せていくことに努力はいりません。
そうなるための方法としては、「加工食品を減らし、人類の長い歴史で食べられてきた本物の食材をお腹具合を感じて満足するまで食べる」だけです。
もちろん、お菓子などの加工食品を食べてはいけないというわけでわないです。
お菓子を食べるのは心の栄養。
割り切って考え、少量を大切に食べることで人生を豊かにしつつ、健康も手に入れることができます。
「食べることは生きること」
本記事を読んで健康・ダイエットと楽しさを両立させるお手伝いが出来たら嬉しく思います。
参考にした書籍は下に貼っておきます。