「ビタミンCは健康のために大切」そんなこと当たり前のように知っていますよね。
では、ビタミンCは「なぜ大切なの?」「どんな役割があるの?」と聞かれて答えることはできますか?
ビタミンCは風に効くなど、ざっくりとしたことしかわからない人も多いと思います。
本記事ではそんなビタミンCの魅力についてまとめていこうと思います。
結論から言うと、人間の体内で合成されない栄養素にもかかわらず、人間の身体を整える作用を持っているから。
詳しくみていきましょう。
ビタミンCを体内でつくれない動物「人間」
ビタミンCを体内で合成できない動物は人間と霊長類の一部、モルモット だけだと知っていましたか?
その他の動物は自らの体内でブドウ糖からビタミンCを合成でき、体外から摂取しなくても生きてゆくことができます。
太古の人類は野菜や果物を多く摂取する生活を送っていたためビタミンCつくる機能を失ってもそれほどデメリットが起こりませんでした。
しかし、今の人類はどうでしょう。
野菜や果物の摂取量は年々減少し、生成された食品の摂取量が増えていく。
太古の人類は日常的にビタミンCを摂取していたため問題は起こりませんでしたが、
現代の人類はそうはいきません。
長期的なビタミンCの欠乏は、老化だけでなく死に至る危険性もあります。
人間の身体は日常的にビタミンCを摂取するということを前提に進化してきたということです。
ビタミンCの役割
ビタミンCの役割は以下の通りです。
- コラーゲンの合成
- 酸化を防ぐ
- 鉄の吸収を効率良くする
コラーゲンは皮膚や血管、骨などの強度を保つタンパク質です。
コラーゲンが不足すると血管が破れるリスクが増えたり、骨折、関節症などの危険性すらあり、
最悪の場合死に至ります。
また、ビタミンCの抗酸化作用は非常に優れており、人間の老化を進める炎症を抑えることができるのです。
人間は活動するうえで酸素を利用しエネルギーを産み出しますが、その過程では大量の活性酸素が生まれてしまいます。
活性酸素は細胞やDNAを傷つける危険性があります。
これだけでも、酸化を抑えるビタミンCの重要性がわかるでしょう。
ビタミンCで期待できる効果
以上、ビタミンCの役割から期待できる効果はこんな感じです。
- アンチエイジング
- ストレス対策
- 筋肉の疲労改善
- 美肌効果
これらはビタミンCを積極的に取ることで期待できるでしょう。
抗酸化作用によるアンチエイジングや美肌効果、
ストレスホルモンの分泌を抑えることによるストレス対策と疲労回復効果。
ビタミンCは健康のために必要不可欠な栄養素ですね。
どのくらい撮ればいいの?
ビタミンCの1日の摂取量は男女ともに1日100㎎だと言われています。
100㎎はどのくらいかについては次章で。
しかし、これはあくまで最低限。
ストレス過多な社会を生きる我々にとっては多めに摂取することを心がける必要がありそうです。
だからと言って、ビタミンCのサプリを飲むべきかと言われると話は変わってきます。
ビタミンCは水に溶ける水溶性ビタミンなため、サプリ等で1度に大量に摂取しても、尿として排出されてしまいます。
食事から少しずつこまめに取ることが必要そうですね。
何から摂取すぐべき?
ビタミンCが多く含まれている食材は、野菜や果物です。
レモンやみかんなどの柑橘類は代表的ですね。
レモンは100gあたり50㎎のビタミンCを含んでいます。
ですが、もっと効率よく摂取できる食材もあります。
それは、以下の通り。
- アセロラ(1食30gで510㎎)
- パプリカ(100gで150㎎)
- ブロッコリー(100gで120㎎)
他にもじゃがいもやキャベツなども多くのビタミンCを含んでいるのでおススメです。
ビタミンCは野菜や果物全般に含まれているため、積極的に野菜や果物を食べていれば欠乏することはありません。
ダイエットでも健康でも、野菜や果物の摂取は大切ということですね。