ダイエット

【実体験】摂食障害の一歩手前。克服までの過程・考え方

そもそも摂食障害とは、自分の体型や体重のとらえ方に異常がおき、自分ではコントロールできない食事量や食べ方になってしまうというもの

食べることを怖がる拒食状態や、食べるのが止められない過食、意図的に嘔吐する過食嘔吐など

様々な症状があります。

過度なダイエットやストレスによって発症し、若い女性を中心に1000人に1人の有病率がある精神的な病気で、

栄養不足により心だけでなく、身体面にも影響が表れます

そして、僕も摂食障害の一歩手前まで行った経験があります。

摂食障害は10代20代の女性に多いといわれますが、

男性でもかかる可能性はあるんです。

今回は、摂食障害の一歩手前まで行き、改善していった実体験をお話していきます。

軽い気持ちでダイエットスタート

きっかけは大学生時代に起きたコロナウイルス。

学校の授業がオンデマンド授業に代わり、大学生活で一番の楽しみだったイベントの中止。

友人と会う機会も激減。

飲み会とかもないし、ダイエットしよ と軽い気持ちでスタート

当時は体重が身長174cm 80㎏以上で大きめの身体。

骨格がよかったためか、デブと言われたことはなく、着やせしているタイプでしたが

平均体重より15㎏程度重い身体だという理由だけでダイエットをスタート。

次の日に体重が減っていないのが許せなかった

ダイエットスタート当初は、飲み会がない、バイトでのつまみ食いをやめるだけで簡単に体重が落ちていきました。

日々、体重が減っていくことが楽しくなり、モチベーションはすごく高い状態でした。

毎朝、起きてから体重をはかっていたため、次の日の体重が減るようにと、

夜遅くは食べるものを減らし、それでもだめなら他の食事の量や水分も減らしていきました。

次の日の朝、体重が減っていなかったらその日の食事量はさらに減っていきます

そして、拒食状態の次に訪れる過食。

自分ではコントロールできない食事

過食してしまった罪悪感から、さらに制限する日々。

もともと、結果を出せないと自分が許せなくなる性格なため、とにかく体重計の数値ばかりを気にしていました。

極端な制限で身体がボロボロ

体重計の数字を気にして半年もすると、体重は60㎏程度になっていました。

ダイエット開始時より-20㎏以上

これ以上はどう頑張っても体重が減らない。

その時の身体の状態はすごい物です。

筋肉もなく、骨が見える。

何に対してもやる気が起きず、服を着替えるのも疲れる

体重は軽いのに身体が重い。

健康からかけ離れた身体です。

さすがに自分でも「ヤバい何にも楽しくない」と思ったことを覚えています。

考え方を捉え直す

転機が訪れたのは、温泉に行ったときです。

家族と行ったのか、友人と行ったのかは覚えていませんが、

鏡で自分を見た時、ガリガリで笑顔のない自分がいました。

周囲は、太っていても笑顔で楽しそうな人。

痩せ気味だけど、健康そうな人。

筋肉質で楽しそうに会話している人。 がいました。

その時、「自分は何のために体重計の数字を気にしているんだろう」と考え直すようになりました。

デブと言われて傷ついたわけでもなく、医者にダイエットしなさいといわれたわけでもなく、マッチョになりたいわけでもないのに。 

なぜ?

考えても結論は出ませんでした。

毎日に楽しさを感じず、何をするにも疲れる身体だった僕は、

「とりあえず、毎日が楽しく・疲れにくい身体になりたい」と思うようになりました。

そこから人生が大きく変わりました

栄養について猛勉強

毎日を楽しく過ごすといっても、何をしても疲れて行動できない

なら、疲れない身体をつくるのが先

そう考え、疲れない身体をつくるための猛勉強が始まりました

疲れない身体をつくるには、「栄養と筋肉

当たり前な結論ですが、これは絶大な効果が出ます。

身体を動かすのは筋肉

筋肉を動かすのは食事から摂取した栄養

筋トレをはじめ、栄養について何十冊もの書籍で勉強

目標が見つかり、充実感のある日々に代わりました。

変わっていく身体

栄養学の知識でご飯を食べ、筋トレ(家トレ)で身体を動かす

ごくごく当たり前な生活ですが、最初はご飯を食べるのに罪悪感のようなものもありました

しかし、栄養学の知識にある程度自信を持てるようになると、その罪悪感は多少抑えられます

もちろん食べる量が増えたことで、体重も増えていきました

しかし、身体には脂肪がつくことはほとんどなく、筋肉が少しづつついていきました

体重は増えているのに身体は軽くなっていく

不思議な感覚です。

見た目も、以前よりカッコよくなっていき、疲れを感じづらい身体になっていきます

習慣として体重をはかることはやめていませんでしたが、定期的に鏡で自分の身体をみる。

体重の数値では増えていくのに、見た目は引き締まってく

日々の活動量も増えていき、楽しいと思える体験をすることも増えていきました

自分にとっての正解

摂食障害の人は、鏡を見ても自分が太っているように感じる人もいます

周囲の人から「もう少し肉が付いた方が美しい」と言われても信用できません

しかし、本当に自分が求めている身体を考えると、考えを捉え直せるかもしれません

僕は、楽しく過ごせる疲れない身体です。

太っていては身体が重く疲れやすいですし、痩せすぎてしまえば栄養が枯渇し行動できません

だからこそ、ある程度の筋肉と絞れている身体が僕にとっての目標です。

体重は関係ありません。(あくまで目安)

皆さんの正解も「お気に入りの服を着る」「結婚式のために美しくなる」など

体重に関係ない目標かもしれませんよ

終わらない探求心

僕の今の体重は69㎏前後で、

あれから+10㎏程度

僕の身長に対する平均体重より3㎏程重い体重です。

しかし、多く脂肪がついたという感覚はなく、以前より疲れずらいのは間違いありません

適度に筋肉もついており、理想に近づいている実感はありまが、理想通りとはいかないのが現実です

しかし、理想はいつまでたっても達成できないもの

今は、理想を目指す過程を楽しんでいるところです。

目標を見つけ、理想を見つけても、実際に達成することは難しいでしょう。

だからこそ、そこまでの道のりを楽しめる方が人生楽しいですね。

道のりを楽しんでいるうちに少しづつ理想に近づけるはずですから。

過食に悩む人は、こちらの書籍もおすすめです。