10代や20代で多い死因は何だか知っていますか?
それは、自殺です。
何だか気分が落ち込む。
生きている意味が分からない。
など、理由はさまざまです。
うつ病になる原因も人それぞれですね。
今回はそんな鬱についてのお話です。
進化に鬱は必要だったのか
進化とは、形態や環境に適した遺伝子を持つものが生き残り、長い時間をかけて変化していくこと です。
キリンは首を伸ばし続けて進化したのではなく、たまたま首が長い遺伝子を持つ個体が生き残り子孫を残すことができたわけです。
では、自殺するまで自分を追いつめてしまううつ病はなぜ現代まで残っているのか。
そもそも、うつ病はなぜ存在しているのでしょうか?
結論から言うと、太古の昔ではうつ病は生存していくことに重要な能力だったからだと考えられています。
うつになる原因から解説していきます。
鬱になる根本的な原因
うつの根本的な原因はストレスです。
現代人のストレスと言えば、仕事・人間関係・お金や生活の不安などが多いでしょうか。
これにより、気分が落ち込み、うつへと発展していくわけです。
では、古代の人類のストレスとは何でしょうか。
それは、飢餓・争い・感染症の恐怖など
すべて直接的に死へ直結しているものです。
特に、感染症は古代の死因の大部分を占めるほど身近なものでした。
そして、ストレスがかかっている状態は古代人も現代人も同様に免疫力が低下しているサインだということがわかっています。
もし、免疫力が低下しているサインが出ているのに普段通り過ごさなければならないとしたらどうですか?
現代は医療の進歩により、薬やサプリなどで症状は抑えられます。
しかし、古代の人類は感染症の対処法がありません。
つまり、ストレスに過剰に反応し、引きこもって感染症を回避した人類の方が生き残り、ストレスを気にせず外に出た人類は生き残れなかったのです。
感染症以外にも、草むらの騒音に過剰に反応し、ライオンがいるかもと心配性な人類の方が子孫を残し、気にしない人は食い殺されたわけです。
友人の少しの変化に反応し、嫌われていないかとすぐ心配した方が裏切りや争いを回避でき、気にしない人は戦いが多かった。
これらからわかる通り、人類は不安やストレスに過剰に反応していた方が生き残りやすい環境を過ごしていたわけです。
現代人はどうしたらいいのか
うつの原因は分かった。
でも、仕事や学校に行かなければならない現代人はどうすればいいんだ。
解決策はないのか。
1番は生活習慣を見直すことです。
しっかり栄養のあるものを食べていますか?
睡眠はとれていますか?
適度な運動はしていますか?
心と身体は繋がっています。
「健全な魂は健全な肉体に宿る」この言葉を忘れてはいけません。
そんなことを考える時間がないという人は環境に問題があるかもしれません。
迷わず信頼できる友人や家族に相談しましょう。
それでもダメという方は病院に行くことをお勧めします。
日本は世界1多く精神病院存在します。
オンラインでの診断があるところもあります。
人生は今を生きることです。
将来にとっての投資も大切ですが、今を犠牲にしすぎるのはよくありません。
自分にとってのいいバランスを見つけていきましょう。