ストレス

好きなだけ食べて良いダイエットは本当?糖質制限や16時間断食の疑問点について。

世の中にはいろいろなダイエット方法がありますが、

特に「糖質以外なら好きなだけ食べて良い」という糖質制限、「16時間断食して残りの8時間は好きに食べてOK」という16時間断食。

ダイエット中なのに好きなだけ食べて良いということもあってルールが明確で人気が高い方法ですよね。

糖質制限や16時間断食で結果を出すことができた人がいる一方、痩せるどころかむしろ体重が増えたという人もいるでしょう。

同じ方法でもなんで差が出るのか?

それは、「好きに食べて良い」と言われても食欲が安定している人もいれば、食欲抑制が効かず食べ過ぎてしまう人がいるから。

今回はそんな「好きに食べて良い」と言われても食欲が安定している人・食欲の抑制が効かない人 2人の違いについて解説していきます。

「好きに食べて良い」と言われても食欲が安定している人なら「糖質制限」や「16時間断食」でダイエットは可能でしょうが、食欲コントロールができていない人はダイエットで余計太るという可能性があります。

本記事を読んで、自分は食欲が安定できているかを把握し、これからのダイエット計画の参考にしていただけると幸いです。

「好きに食べて良い」の誘惑

「糖質以外なら好きに食べて良い」「16時間断食すれば何を食べてもOK」というダイエット法は確かに魅力的です。

お腹いっぱいに食事をできますし、我慢するというストレスも少なくて済むのでストレスを感じることも少ないかもしれません。

確かに、糖質の摂取を制限したり、食べる時間を制限することで自然と摂取カロリーが減ればダイエットに役立つという可能性は高いでしょう。

とはいえ、現代社会は誘惑が多すぎる社会になってしまいました。

糖質は0でも人工甘味料によって甘く感じる食品。

満足感は少ないのに高カロリーな加工食品など。

現代社会には人間を脳から混乱させ、食欲を乱すものに満ちています。

「好きに食べて良い」からと言って、人間の食欲を乱しやすい食べ物を多く摂取していたらカロリー過多になるリスクは高く、余計太ってしまう原因になるわけです。

脳を混乱させる食べの物の摂取量が少なければ、糖質制限や断食によって摂取カロリーが増えすぎるという事は考えにくいですが、

何でも好きに食べて良いといわれるとついつい自分の好きな物に手が行ってしまう。

その結果、栄養バランスの偏りと脳の混乱により何かを制限していたとしても総摂取カロリー量が多くなってしまいます

人間は身体に必要なものを欲するシステムが備わっており、栄養バランスが偏ると食欲が安定しません。

また、人間の本能は飢餓に苦しんでいた脳機能が残っているため、即時的にエネルギーになる糖質や、エネルギー密度の高い脂質を欲するという本能も働きます。

そんな条件下では意志力の力で本能を抑えることなどできませんよね。

誘惑の多い社会でそれでも食欲が安定している人はどんな人なのか。

また、食欲が乱れすぎている人はどんな特徴があるのかについてもみていきましょう。

食欲が安定している人の特徴

食欲が安定している人の特徴は以下の通りです。

  • 空腹の時だけ食べる
  • 食事に集中している
  • ストレスが少ない環境で過ごしている
  • 自分の身体に自信を持っている

食欲が安定している人は直観的に食事をしているといわれています。

直観的に食事をしていれば、口さみしいから・ストレスを感じるからというような理由での接触行動がなく、1年を通して体重が一定の人が多いといわれています。

また、たとえ記念日や飲み会などで食べ過ぎたからと言っても代謝機能や食欲の変化がおきしばらくすれば元通り。

自分のボディイメージに不満などもないためストレスも少なく、いい意味で食事と自分を切り離せています。

逆に、自分のボディイメージが悪い人はダイエットに成功できないなんて話もあるので、ダイエットを始める際は自分のボディイメージ改善にも着目する必要がありそう。

自分に自信があって、楽しんで食事をしている人は、自分の必要量が自然にわかっているというわけですね。

世の中には太りやすい性格・太りにくい性格なんてのもあるので、自分がどうなのかは把握しておくのも良さそうですね。

食欲が安定しているのであれば、16時間断食などの明確なルールのある方法を使えばダイエットは加速し、成功しやすいといわれています。(食欲が安定している人はそもそも肥満が少ない気もしますが…)

いずれにしても、ダイエットでは食欲のコントロールボディイメージが重要ということに変わりまありませんね。

食欲が乱れている人の特徴

「シロクマの事を考えないでください」

と言われると、今まで考えてもいなかったシロクマが頭から離れなくなりませんか?

食欲が乱れている人はこのような効果が食事に対して起きていると考えられます。

食欲が乱れている人の特徴は以下の通り。

  • 食事のことが頭から離れない
  • ストレス過多な環境
  • お菓子などの超加工食品の摂取量が多い

シロクマの事を考えないようにすると余計考えてしますように、NG食材やダイエットの意識を強く持てば持つほど、頭の中は食べ物のことでいっぱいになってしまいます

このように常に頭から食べ物のことが離れなくなった状態は、摂食障害やストレス食いを起こす危険性を多く秘めており、危険な状態と言えます。

もしこのような状態にある際は、急がば回れ1度ダイエットをお休みする時期を設け、食べ物と仲良くなる時期を取り入れることが必要です。

その際は、カロリーの事は考えず、食材本来の味と楽しむようにしましょう。(コレについては別記事で解説していきます。)

また、ストレスが食欲の増進や過食を引き起こすというのは研究によって証明されている部分でもあり、体感としても納得できますよね。

ストレス過多な環境ではどう頑張ってもダイエットは成功できないんで、環境や捉え方を変えることから始めていきましょう。

また、高糖質・高脂質の加工食品や添加物の多い超加工食品は人間のセットポイントを乱すことが証明されています。

セットポイントの乱れは、肥満や生活習慣病の要因として大きなデメリットを秘めているので食欲の安定にも負の面が大きいです。

もし食欲が乱れていると感じるのであれば、セットポイントを乱す食品の摂取量を減らす工夫が必要かと思います。

セットポイントを元に戻しやすい食品についても紹介しているので参考にしてください。

食欲を安定させるには?

食欲を安定させる方法はいろいろと報告されていまして、以下のようなものがあります。

食欲を安定させるためにはタンパク質の摂取がいいというのは有名な話。

人間の食欲はタンパク質を必要量摂取しないと止まらないという研究結果もあるほどなので食欲に悩まされることが多い人は意識的にタンパク質を摂取してみるのもアリかと。

他にも、アミノ酸を感じるためのうま味を利用したり、嗅覚を刺激するスパイスを利用するというのも効果的。

また、早歩き程度の運動や筋トレに食欲抑制効果があるのは研究によっても示されていますし、運動習慣を身に着けることで太りにくい体を手に入れるというメリットも存在します。

人間の食欲には、①エネルギー不足・胃の容量不足を知らせる身体からのSOS(満腹感シグナル)②快楽ホルモンを不足を知らせる脳からの欲求(満足感シグナル)があります。

野菜を大量に食べれば胃の容量が満たされ満腹感シグナルは満たせますが、血糖値が上がることによるホルモンバランスの変化は起こりにくく満足感シグナルは満たせません。

人間の食欲を安定させるには食欲には満腹感と満足感の2つがあるという違いを意識してダイエットに取り組むことが重要ということですね。

まとめ

最後に今回のまとめ。

  • 食欲が安定している人は糖質制限や16時間断食で成功する
  • 食欲が乱れている人はダイエットで失敗しやすい
  • ダイエットを始める際は食欲を安定させる必要がある

食欲が安定している人はそもそもそこまで太っていないケースが多いです。

結論を言うと、自分に自信をもってストレスなく過ごすのが1番

特別なダイエット法をしなくても標準体型までは誰でもダイエットできるんで、過度に制限からの「○○なら好きなだけ食べて良い」「○○しとけば何を食べてもOK」という方法はあまりおすすめでしませんね。

結局は摂取カロリー<消費カロリーの関係をいかに楽に継続するかですからね。

あまり無理をした過度なダイエットは人生の満足度を下げる原因にもなりますし、何より続かない。

ダイエットは長期戦なんで、自分が無理せず継続できる方法を模索することが大事っぽいですね。

当ブログではダイエット情報やダイエットに役立つ心理テクニック・商品についても紹介しているので参考にしていただけると幸いです。