ダイエット中と言えば「お菓子は食べちゃダメ」「ラーメンなんて食べれない」など、NG食材がある人が多くいると思います。
確かに、ダイエット中の食材選びは成功確率に大きく関係してくる内容ではあります。
しかし、最近のダイエットの常識ではNG食材がある人より、自分の直観に従ってダイエットする人の方が成功しやすいといわれています。
NG食材がある人は直観にしたがっている人よりもストレス食いやダイエット後のリバウンドなどの確立も高く、長期的に見たらデメリットが多い。
ダイエットはマラソンに例えられることも多い長期戦なんで、食べものの制限は厳しすぎない方が良いということです。
今回はそんなダイエット中にNG食材がある人に向けて、「食べちゃダメ」と思わないようにする工夫をいくつか紹介していきます。
始めに直観的に食事ができているわかるチェックポイントを紹介するので、これに当てはまらなかった人は以下の改善法を試していた開ければ幸いです。
直観的に食事をしている人の特徴
直観的に正直に食事をするとは、
- 空腹を感じたら食べる
- NG食材をつくらない
- 食事でストレス発散をしない
言われてみれば当たり前のことですが、ダイエットに悩む人の中にはストレス食いをしたり、口さみしいから食べ物を食べてしまうという人も多いと思います。
実際、ダイエットを意識して食べるものに気を付けている人が太っていて、好き勝手に食べている人が痩せているというのは実生活でも経験したことがあるのではないでしょうか。
そのような好きに食べても痩せている人は、皆さんの前では好きに食べているようでも、空腹感に正直に食事をしているため、他の食事が少なくなりがちなんです。
結果として、バランスの取れた摂取カロリー量になるので太らずに生活できているというわけです。
また、直観的に正直に食事をしている人は、自分自身のボディイメージにコンプレックスがないためメンタルが健康。
それにより、ストレスフリーな生活で好循環を生めるわけですね。
直観的に食事をしている人の特徴は以下の通りです。
- 暴飲暴食がない
- 食べるのを我慢しない
- 年間を通して体重が一定
- 体重や体型を気にしない
- 運動能力が高い
- 物事をポジティブに考える
これらに当てはまる項目が少ない人は次章からの解決策を読んでみてください。
ボディイメージを改善させよう
ダイエットをするにしろ、しないにしろ、人生に対する不安をなくし物事を効率よく取り組もうと思ったら自分のボディイメージを改善させましょう。
ボディイメージとは、自分の肉体に良いイメージがあるか?というもの。
自分の身体に自信がなく、「自分はなんてだらしない身体なんだ」「自分は他人と比べて劣っている」などネガティブなイメージを持っているほど、人生の満足度は下がり、ストレス過多な生活を送っているといわれています。
また、ボディイメージが悪いとダイエットが成功しずらいというのは有名な話で、一般の人と比べても2~3倍以上体重が落ちにくいと報告されています。
ボディイメージが悪いと、ついつい食べ過ぎた際にも自分を過大に責めてしまいますし、過度な食事制限で身体も壊しがち。
結果として、ダイエットでも生活場面でもデメリットが大きくなってしまうんですね。
なので、ダイエットをする際は自分のボディイメージが悪くないかを確認し、改善させていくことが重要になります。
ボディイメージの直し方に関しては、下の解決策②セルフコンパッションで解説していきます。
脂肪はそう簡単につかない
ボディイメージと整えた後は、食事についての知識を身につけましょう。
とはいえ、難しい知識を身に着ける必要はありません。
まず初めに覚えてほしいのは、「脂肪は簡単につかないし、簡単に落ちない」という事。
ダイエットの大原則としてあるカロリー収支・三大栄養素のバランスなどでもお話しましたが、人間の脂肪はそう簡単につきませんし、落ちません。
体脂肪1㎏=7200㎉という話は有名ですがこれはどのくらいカロリーかというと、
お米だと13.5合、食パンだと8斤、牛乳11.2ℓ、寿司144巻、から揚げ101個…
1日でこんなに食べるなんて不可能ですよね。
そのくらい脂肪を付けるのは難しい(その分、落とすのも時間がかかる)
コレだけ考えると、空腹感に従って、好きなお菓子を少し食べる程度で太るという事は考えにくいです。
ダイエットレベルであればNG食材を設定せずとも好きな物を少量楽しむ程度は問題なし。
また、500㎉のスイーツを1人で食べたら高カロリーですが、パートナーと2人で分ければ250㎉。
「カロリーは半分にして幸せを倍にする」。
日々の生活からそういった工夫をしていくこともおすすめになります。
解決策①セルフトーク
ダイエットを始めても、本当の直観(心の声)と一時的な欲求(誘惑)の区別がつかないという人も多いと思います。
そんな人にはセルフトークのテクニック。
このテクニックを使用すれば心の声と一時的な欲求の区別がつきやすくなります。
セルフトークのテクニックはその名の通り、独り言のテクニックです。
これは、誘惑に強くなるというテクニックとして知られていますが、直観的に食事を行う際にも有効です。
セルフトークのテクニックは、簡単に言うと自分の感じている欲求を独り言として言葉にしてみるというもの。
もちろん声に出さずに心の中でいうのでもOKですが、
「お菓子を食べたい」→「自分は今、目の前のお菓子を食べたいと思っている」など、感じていることを素直に言葉にしてみる。
この独り言を行い、「それでも食べたい」と思うならそれは本当に自分が心から欲しい物。
言葉にしてみて、「そんなに食べたいわけでもないな」と思うなら心の声ではなく一時的な反応だと食べるのを見送る。
ダイエット始めてすぐの人なんかは心の声に直観的に反応すると、一時的な欲求と心の声を間違えてしまう可能性があるのでセルフトークのテクニックは有効になります。
また、セルフトークでも、自分ではなく○○さん(○○は自分の名前)のように三人称で独り言を行うとより効果が高いといわれているので試してみるのも吉。
詳しくはこちらの記事を。
お菓子の欲求を抑えるには? 第三者視点からのセルフトークで誘惑に強くなれるぞ。
解決策②セルフコンパッション
2つ目の対策としては、セルフコンパッション。
上記したボディイメージの改善には1番有効な方法になります。
セルフコンパッションとは、「自分自身への優しさ」を意味する状態で、セルフコンパッション能力が高い人ほどストレスに強くネガティブ状況でも自我を保てるといわれています。
ボディイメージが歪んで、「自分は太っていてダメなやつだ」「食べ過ぎてしまうなんて意志力が弱い証拠だ」など自分自身の身体について悩みが多い人がメンタルを崩しがちなのは当たり前の事。
そんな方はセルフコンパッション能力を鍛えて、自分に優しく行動してみましょう。
セルフコンパッション能力が高い人は1度や2度の失敗に臆せず、継続的にダイエットに取り組めるため最終的に成功しやすいと言われているほどです。
もし、なにか自分を責めるような気持ちがわいてきたら、
「もし、自分の親友・家族が同じ悩みで悩んでいたらなんと声をかけるか」を想像してみましょう。
自分自身に厳しすぎる人でも、自分の大切な人には優しい言葉をかけてあげたくなるもので、他人にかけた言葉をそのまま自分にも話してあげればOKです。
ダイエットは長期戦。あまり自分を責めすぎずに、継続できる方法で長く取り組んでいきましょう。
解決策③シンプルルール
最後は、ダイエットはもちろん。その他の目標設定にも効果的に働く最強テクニックです。
人間の意志力には限りがあるため、行動に対してあらかじめ簡単なルールを決めておくという事。
例えば、
・外食に行く時は普段食べない料理を食べてみる。
・お土産や頂き物はありがたくいただく
・腹八分目までは好きに食べる
などなど、自分で決めたシンプルなルールです。
これはダイエット以外にも応用可能で、「11時になったら作業をやめてベットに入る」「月曜日の朝は30分早く起きて運動する」など、睡眠や運動でも効果的。
シンプルなルールに関しては別記事でも書いているので参考にしてください。
まとめ
最後に今回のまとめ。
- 直観的に食事をできる人は太らず痩せている
- セルフコンパッションを使いながらボディイメージを改善させよう
- 直観的を正しくするには、セルフトークで直観と欲求を区別しよう
- 人間はそう簡単に太らない。シンプルルールで毎日楽しく継続させよう
これらのポイントを意識し、日々の生活をストレス少なく継続的に取り組めるものにすればダイエットの成功確率も大幅に上がるはず。
当ブログではその他のダイエット情報等も書いているため参考にしていただけると幸いです。