ダイエット

お菓子の欲求を抑えるには? 第三者視点からのセルフトークで誘惑に強くなれるぞ。

ダイエットや減量中でもお菓子やジャンクフードなんかが無性に食べたくなることってありますよね。

1度や2度の食べ過ぎ太ることはないにしろ、欲望が習慣化していたり、毎日欲望に負けてしまうという人はダイエットを成功されることが難しいでしょう。

とはいえ、即時的に快楽を得られるお菓子やジャンクフードなんかを欲してしまうというのは人間の性質上仕方がない

そこで、簡単にお菓子が食べたいという欲求を簡単に抑えられる心理テクニックをご紹介

それは、

三人称で自分に話しかけてみる

自分の事を第三者目線で○○君、○○さん、三人称で呼ぶ という方法です。

例) 「チョコレートが食べたい」→「太郎君はこのチョコレートを食べたいと思っている」  「ハンバーガーが食べたい」→「花子さんはハンバーガーを食べたがっている」 など

コレだけの簡単なテクニックですが、ストレスレベルが下がり意志欲が優位に強くなると分かっているんで驚きですね。

この方法はサードパーソン・セルフトークと言われまして、心理研究でも報告されているほどの効果があるんですね。

それでは簡単に見ていきましょう。

サードパーソン・セルフトークとは?

まずセルフトークとは、別名「自己会話」といって、自分自身に対して話しかける言葉

簡単に言うと、独り言です。(頭の中でつぶやくのもアリ)

人間は心と身体が繋がっているというのは有名な話で、自分自身への声掛けは思っている以上に心にも影響を与えるといわれています。

悩んでいる問題や課題も、声に出したり・話を聞いれ貰うだけで解決したという経験を持つ人は意外と多いのではないでしょうか。

そして、サードパーソン・セルフトークとは、自分の考えを第三者目線で考えるという方法です。

自分の事を○○君、○○さん(○○は自分の名前) など、第三者目線で声をかけセルフトーク「自己会話」をしていく。

唯一のポイントは、「俺」「私」などの一人称を使わないということ。

イライラしているの言う場合であれば、「太郎君は今イライラしている」みたいな感じです。

コレだけで効果があるのか?と疑問に思う人も多いと思いますので、その効果についてもみていきましょう、

三人称で呼ぶだけで意志力が強くなる

2017年にミシンが大学が発表した研究(1)によると、第三者目線で自分自身の話しかけるセルフトークを行うことで感情コントロールが上手くなると報告されています。

この研究では、嫌悪感を感じるような環境下でセルフトークによる効果を脳波によって調べています。

セルフトークは一人称(私、僕など)と三人称(太郎、花子など)を比較。

結果は、三人称でセルフトークを行うことで感情コントロール能力が向上・理性や認知の制御をしやすくなった との事です。

つまり、第三者目線で自分の感情を考えるだけで意志力が強くなっていたわけですね。

この理由としては、自分の事を第三者目線で表すことによって、他人の事を考えるように物事を客観的に見ることができ、結果として考えと行動に心理的距離が生まれ感情がコントロールしやすくなるからだと考えられています。

確かに、自分の事になると感情や欲望に影響され、好ましくない行動をとったという経験もちらほら。

逆に、他人の事になると「え、こうすればいいじゃん」「何を悩んでるかわからない」など冷静に物事を考えられますからね。

自分の事も冷静に考えるというだけでもセルフトークは使ってみて損はないかと。

欲望のコントロールにも効果あり

サードパーソン・セルフトークは健康的な食事という生活習慣にも影響を与えるという報告(2)もされていまして、

三人称を使うだけでお菓子やジャンクフードの誘惑にも強くなるんだとか。

  • ・研究によると、参加者に「健康的な食事と運動の大切さ」「コマーシャル」の2つの動画を見せ、その動画を観終わった後に健康的・不健康的な食べ物を表示。
  • ・その食べ物について、「私は何が食べたいのか?(一人称)」「○○さんは何が食べたいのか?(三人称)」で考える。
  • ・最終的に参加者がどのような食事をとったかチェックする。

結果は、三人称で考えたグループのメリットは素晴らしく、

三人称で食べたいものを考えたグループはより健康的な食事をとっているケースが多かったんだとか

三人称で食べたいものを考えるだけで自然と健康的な食事をとりやすくなるというのは何だか嬉しいですね。

これはダイエットを意識していない人でも効果が出るとのことなので、友人や家族なんかにも応用できますし、もちろん自分の健康にもつながることなんで実践してみたいものですね。

ダイエット中は自分の事を三人称で呼んでみる

人間の欲望は一瞬だけすごい力を発揮しますが、1度距離を置いてみるとなぜそんな欲望が出てきたのか不思議に思う場面もあります。

お菓子やジャンクフードを食べたいと思ったら、

「はるかさんはお菓子を食べたいと思っている」「いちろう君はハンバーガーが無性に食べたい」など、1度自分の考えを客観的にとらえてみましょう。

自分の欲望と少しだけ心理的な距離を置くことで誘惑にも強くなりますし、自己コントロール能力も向上。

おまけに、自然と健康的な食事を選べるというのは一石三鳥。

三人称で独り言(心の中でつぶやく)だけでこんなに多くのメリットを簡単に得られるというのは素晴らしすぎる。

簡単なテクニックでそこまでコストもかからないですし、いつでもどこでもできるテクニックなのでに著者もこれから取り入れていこうかと思う次第です。

とりあえず、仕事の帰り道に「ダイ君は今日の夜ご飯は何が食べたいかな?」と独り言or心の中でつぶやいてみようかと。

皆さんも自分が何を求めているのか、客観的に三人称で聞いてみてはいかがでしょうか。