心理学

ダイエット成功の秘訣はレジリエンス。失敗を受け入れて前に進み続けろ!!

ダイエットをしていると誰でも数えきれないほど失敗します

今有名なダイエット系インフルエンサーや理想の身体を手に入れた友人でも、1度も失敗せず今の身体を手に入れたという人はいないはず。

かく言う著者も、ダイエットに失敗したことは数えきれないほど。いろいろな方法を試しては失敗し、休日になったら過食に陥るといった経験があります。

今でも、時には必要以上に食べ過ぎたり、運動を十分にできない日だってあります。

では、失敗をするという共通点はあるのに、ダイエット成功者とダイエットできない人はどのような違いがあるのか。

それこそが、失敗を受け入れて前に進む、失敗からの回復力

この回復力の事を心理用語でレジリエンスと呼びます

失敗を受け入れ、そこから学び、行動を修正しながら、継続する

今回はこのレジリエンスとダイエットの関係についてみていきましょう。

レジリエンスとは?

レジリエンスとは、「回復力」「弾性力」を意味する英単語です。

レジリエンスは心理学的にも研究が多く進められてきまして、心理的レジリエンスという言葉もあるほどです。

心理的レジリエンスの意味も「回復力」「適応力」などで、「不利な環境や状況に応じて自信を対応させすことができる個人の能力」として定義されています。

しなやかさや適応能力としても捉えられ、レジリエンスを高めることで多くのメリットがあると報告されています。

レジリエンスを高めるメリットは以下の通り。

  • 集中力アップ
  • パフォーマンス維持・発揮
  • クリエイティブになる
  • ストレスに強い
  • 営業能力が高い
  • マネジメント能力向上

また、レジリエンスが高い人は喫煙者が少なかったり、運動習慣があったりと生活習慣面にも気を使っている人が多いんだとか。

他にもビジネスで成功者が多かったり、幸福感を感じやすかったりとメリットは様々。

研究によるレジリエンスは高めることが可能

ダイエット成功者は皆レジリエンスが高いといわれているんで、ダイエットを行う際はレジリエンスを鍛えることが重要そうですね。

ダイエットになぜレジリエンスが必要なのか

心理的レジリエンスが高い人は、以下のような特徴を持っています。

  • 物事に柔軟に対応できる
  • 挫折するような体験をした場合でも立ち直りが早い
  • 失敗を学びと捉え、修正できる
  • ストレスフルな環境でも環境に適応し目標達成に向けて行動できる

つまり、レジリエンスが高い人はダイエットで挫折しにくい

ダイエット中は少なからずストレスがかかる環境ですし、予期せぬ会食や突発的な食欲に勝てず必要以上に食べてしまうことは誰にでもあります。

その失敗で「自分はなんて意志力の弱いダメなやつなんだ」と悲観するか。「意志力に頼った方法ではうまくいかない。どうすればうまくいく?」と失敗から学ぼうとするのか

人間は1度や2度の食べ過ぎで太ることはないという話は有名ですが、ダイエットで失敗する人は1度の失敗を引きずり、連鎖的に失敗を繰り返してしまいます。

一方、レジリエンスが高い人は、1度や2度食べ過ぎたからと言って、翌日から再度挑戦を始め、失敗から学んで新たな対策を立てていきます。

失敗で、お菓子が家に置いてあると食べ過ぎてしまうということがわかったなら、お菓子を家に置かないという対策を摂る。

飲み会があると食べ過ぎるというなら、飲み会の前後の食事を気を付けるようにする。

意志力で食べ過ぎを抑えられないなら意志力に頼らない方法を模索するなど…。

挫折から立ち直り、失敗を糧にする力こそがレジリエンスの力なんです。

ダイエットをしていれば食欲が抑えられなかったり、食べ過ぎてしまうことは誰にでもあります。

失敗してはいけないと考えるのではなく、失敗しても対策を考える というマインドセットが重要ということですね。

レジリエンスを高めるには?

ここまで、レジリエンスの素晴らしいメリットについて解説していましたが、1番視したいのはどうしたらレジリエンスを鍛えられるのかについてですよね。

レジリエンスを高める1番簡単な方法は、科学者マインドセットを持つということです。

科学者マインドセットとは、名前の通り「科学者のような考え方をする」ということ。

  • 問題を解く・解決するには仮説と検証を繰り返すしかない
  • 実験の失敗は新しく得られはデータの1つにすぎない

あらゆる失敗は能力の低さを証明するものではなく、真実・成功にたどり着くための情報の1つでしかないということです。

科学者マインドセットを持つためには心がけだけでも十分効果があり、行動に対して仮説を立て、ただただ検証するだけでOK。

むりにうまく行く方法を探すのではなく、自分で考えるということが重要なんです。

SNSの普及で私たちは多くの情報にアクセスできるようになりましたが、その情報を信じず・疑わず・ただ試して・考える 

コレだけのアクションを起こすだけで科学者マインドセットは自然と身についてくるでしょう。

人それぞれ身体状況や生活環境が違うんですから、成功の道も人それぞれ。

いろいろな方法を学んで、ただ試して、自分に合った方法を見つけていけばいいんです。

当ブログの情報も、信じすぎず・疑いすぎず・自分の方法を見つけるための情報として、試してみていただけると幸いです。

私は失敗したことがない。
ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけたのだ。

発明家トーマス・エジソン

長期的なプランを立てて継続あるのみ

ダイエットの成功は1日や1週間といった短期的な行動では不可能です。

脂肪は1㎏=7200㎉

1日で痩せることはなければ1日で太ることもないということ。

目標設定としても短期的な目標に固着するのではなく、長期的なプランを立てて継続していきましょう。

そのためには、直接的な目標と今回学んだ科学者マインドセットが重要

長期間行っていく行動には失敗はつきものです。

その失敗を、自分の能力が低いことの証明として捉えるのか、成功への新しいデータとして捉えるのか。

ダイエットで成功できるかできないかは、レジリエンスの高さにかかっているということです。

どんなことでも言えると思いますが、成功には仮説を立てて、検証を繰り返していくしかないわけですね。

失敗したっていい。

そこから学んで、修正して、継続すれば、理想に近づく。

当たり前のようで難しい現実ですが、一緒に学んで行動して、自分の理想に一緒に近づいていきましょう。