ダイエットは成功率10％未満の難しい挑戦だといわれていますが、その原因として大きいのがリバウンドの危険性。
人間の身体はホメオスタシス（恒常性）という機能が備わっており、変化を嫌うという特徴を持っています。
ダイエットして体重が落ちれば、食欲が増す・代謝を下げるなどの防御反応が起こり、結果的にリバウンド。
自分の身体は今まで生きていた生活習慣を映す鏡のようになっているため、習慣を変えずに、短期的に食事を制限したり、運動を頑張ったりしても、それらの行動をやめてしまえば元の身体に逆戻り。
さらに、食欲が増して代謝が下がっているため、余計太りやすい身体になっているという可能性もあります。
つまり、ダイエットでリバウンドしないためには、習慣自体を変えることが必要。
過度な食事制限や運動は短期的な効果を期待できますが、今後一生継続していくというのは難しいですよね。
今回はそんなダイエットと習慣の関係についてみていきましょう。
ずっと続けられる食事を見つけよう
ダイエットの原則は摂取カロリー＜消費カロリーの状態を継続すること。
とはいえ、脂肪は1㎏落とすのに7200㎉を消費する必要があります。
人が1日に消費できるカロリーは男性：2500㎉ 女性2000㎉ 程度なので、
いくら絶食や過度なカロリー制限をしたとしても短期的にダイエットをすることは出来ないんです。
また、身体が栄養不足を感じると生命維持のために防御反応を起こし、代謝を低下させてエネルギーを節約するという反応が起こりますし、過度なストレスによる過食などの危険性もあります。
こうなってしまえば、太りやすく痩せにくい身体になってしまうのも仕方がない。
ダイエットでは、いかにストレスなく、生命維持に悪影響が出ない範囲で摂取カロリー＜消費カロリーの関係を作るかにかかっているというわけです。
人によって成功方法は様々で、
- 糖質を控える
- 脂質を控える
- 加工食品を控える
- 16時間断食
- 3食バランスよく食べる
- こまめに食事をとる
- 1週間単位でアンダーカロリーを創る…
方法は本当に沢山あります。
この食事方法なら自分はストレスなく継続できるという方法を見つけ、継続しやすい食事方法を見つけましょう。
まぁ、たまに旅行や飲み会で爆食してしまうなんてのは、痩せてる人でもあることですし、1度食べすぎたからと言ってダイエットができなくなるということはないので安心してくださいませ。
あくまでも、1年を通して大部分をこの食事方法なら大丈夫という、自分に合った方法が良さそうですね。
個人的に気にっている方法は、プチ断食テクニック。（今はIPFという方法を使っています）
著者の体感ではプチ断食程度ならストレスなく、一生続けられると思ってるんでこれからも継続していこうかと思っております。
運動習慣を身に着けるには？
食習慣の次は運動習慣についても。
運動だけで痩せることは不可能ってのは常識ですが、運動には気分転換・ストレス対策・食欲コントロール効果など、ダイエットに嬉しい効果が多く報告されています。
また、「運動なくして健康・理想のボディなし」というのもまた事実。
運動が好きで運動習慣がもともとあるという人は上記した食習慣を身に着けることができれば自然と理想の身体には近づいていくでしょう。
とはいえ、あまり運動が好きではない・運動する時間がないという人も。
そんな方は、日常生活で動く機会を運動と捉えて、意識的に動く習慣を身につけましょう。
- 普段はエレベーターを使っていたが階段を使ってみる
- 雑巾がけで部屋を掃除する
- 車を使わず歩きや自転車で移動する
- 散歩を習慣にしてみる
などなど、日常生活での活動量を無理ない範囲で少しだけ増やしてみる。
少しの意識の違いでも、積み重なれば大きな変化をもたらします。
週1回だけ無理して1時間運動しているのであれば、1日10分だけ散歩or階段を多く使うなどの方が効果は大きく、長期的に継続できるものになるでしょう。
過度な運動は必要ないにしろ、何かしらの運動習慣を身に着けるというのはダイエットの成功率を大幅に上げる行動ではありますね。
著者はもともと運動が好きなので、週3～5回の筋トレと週1、2回のスポーツをしていますが（やりすぎかもしれないので少し控えようとは思ってますが…）
運動も習慣化ができていれば、ストレスなく（むしろやらないとストレス）毎日楽しく継続できますよ。
何か楽しいスポーツでも日常の活動量を増やすでも、なんでもいいので普段良し動くということは習慣づけてみましょう。
長期的な目標もって継続
上記した、食習慣・運動習慣は些細な変化で十分です。
些細な変化でも、継続することさえできていれば複利の力で必ず理想に近づいていきます。
最近の情報では1カ月で－10㎏、1週間で3㎏痩せるなどの夢のような方法も紹介されていますが、楽・簡単・誰でも という言葉には注意しましょう。
短期的な目標しかないと、本当の成功はつかみにくいです。
何事も長期的な目標とプランを立てて、小さな継続をしていきましょう。
時間をかければかけるほど、身体の本質から変わっていき、今後の人生を通して、痩せやすく・太りにくい、理想の身体を手に入れることができます。
短期的なダイエットは効果も早く出ますが、効果がなくなるのも早いです。
夏の海や結婚式などに短期的に腹筋を割るというケースなら話は別ですが、ずっとカッコいい・美しい身体を維持したいという場合は、習慣自体を変える長期的な目標が必要ということです。
「継続は力なり」
習慣化の力を借りて、ダイエットに好ましい行動を習慣化し、理想の身体に少しづつ近づいていきましょう。
