ダイエットのため、健康のため無理して水を大量に摂取している人はいませんか?
水分は必要不可欠ではありますが、無理してまで飲む必要はありません。
では、最低でもどのくらい摂取した方がよいのか。
結論を言うと、人間は毎日 体重×35㎖ の水分を必要としているとなっています。
50㎏の人は2ℓ弱、70㎏の人は2.5ℓくらいですね。
もちろん運動量が多い人はこれ以上必要ですが(笑)
本記事では、よくある誤解、水分不足・水分過多のデメリットを起こさない最低限のラインについて、ついてご紹介します。
これを読んで自分にとって最適の摂取量を知っていただければと思います。
身近な情報のウソ
よくある誤解の1つとしてデトックス効果というものがあります。
デトックスとは、体内の毒素を排出するといつこと。
水を大量に飲むことで排出量も増え、デトックスできるという説があります。
しかし、この説は科学的には根拠はありません。
体内の毒素を排出するのは腎臓です。
2009年の研究によると、水の摂取量と腎臓の働きには関係がないそう。
つまり、いくら水を飲んでもその分の水が尿としてでているだけなので無理して多く摂取するメリットはない。
水分不足のデメリット
もちろん飲まなすぎもよくありません。
水分は身体にとって必要です。
水分不足のデメリットとしては、集中力の低下・認知機能の低下・疲労感が増加するなどがあります。
そして、研究によると最低でも2.5L以上飲んでいる被験者はデメリットが現れなかったので、とりあえず2.5Lを目安に飲むのが良さそうです。
水分過多のデメリット
逆に水を飲みすぎることによってデメリットとなることもあります。
症状としては以下のようなことが起こる可能性があります。
頭痛、肌トラブル、便秘、下痢、睡眠障害。
いずれも水の飲み過ぎで体内の電解質異常が起こることが原因で、一気に何リットルも飲むとデメリットが起きるようです。
水は飲み過ぎも飲まなすぎも良くないようです。
最後に
最後に、水を大量に摂取する科学的メリットはまだ見つかっていません。
もちろん、お腹が膨れてダイエット効果があるという人もいます。
しかし、それが全員に共通するものでもありません。
いずれにしてもデメリットを起こさない範囲で1日2L程度摂取することを意識し、あとは自分の喉の渇きに応じて摂取量を増やしていくことが1番良さそうです。