最近話題となっているダイエット食材として、おからパウダーがあります。
おからは、豆腐や豆乳を精製する過程で発生する副産物で、おからをパウダー状に加工したものがおからパウダーとなっています。
大豆が主原料ということもあり、ダイエット中の食材選択として多く使われているというわけですね。
とはいえ、おからパウダーはほんとに言うほどメリットが多いのか・ダイエット中に適している食材なのか・なんで良いといわれているのか。
そんなおからパウダーとダイエットの関係について詳しくみていきましょう。
結論から言うと、粉物の代用・かさましとして使うならアリ。
普段の食事に+αする意味はなし。
それでは詳しくみていきましょう。
おからって何?
そもそも、おからとは、大豆から豆腐や豆乳を作る過程でできる豆乳の搾りカスのようなもの。
おからパウダーは、おからの水分を飛ばしてパウダー状にしたものです。
おからは、もともと庶民が安く豆腐屋から手に入れていた食材で、
「殻(搾りかす)」に丁寧語の「御(お)」をつけたことが名前の由来である通り、食用としてはあまり使われていなかったようですね。
とはいえ、大豆の栄養は豊富に含まれているので注目され始めたようです。
おからパウダーのカロリーは?
おからパウダー(100g)のカロリーは以下の通り。
- カロリー:421㎉
- タンパク質23.1g
- 脂質:13.6g
- 炭水化物:52.3g
炭水化物が多い印象を受けますが、そのほとんどは糖質ではなく食物繊維によるもの。
ダイエット中は食物繊維の摂取量は大事なんで、この点は嬉しいところですね。
おからパウダーは商品によってカロリーに誤差が大きいですが、100gで350~430㎉程度には収まるでしょう。
栄養素としては、マグネシウム・カルシウム・ビタミンB2などが多く含まれています。
また、脳細胞の構成要素であるレシチンやコレステロール値を改善させるサポニン・美白効果のあるイソフラボンなども豊富で、ダイエットだけでなく美容にもいいという特徴がありますね。
おからのメリット・デメリット
おからのメリットデメリットについてもみていきましょう。
メリット
- 糖質を抑えることによるカロリー減
- 食物繊維による整腸作用
- 骨粗しょう症の予防
- 満腹感の持続
- 自宅にストックすることができる。
このようにダイエットには嬉しい効果が数多く報告されています。
また、ダイエット中は栄養不足にならないよう、意識的に栄養豊富な食材を食べる必要があるんで、その点でもメリットが大きいですね。
デメリット
- 摂りすぎは腹痛を招く
- 食べ過ぎれば太る
ダイエットに適した食材とはいっても、食べ過ぎはデメリットが大きい物です。
特に、おからは食物繊維豊富で便秘を解消する効果があるといわれていますが、食べ過ぎは逆に便秘を悪化させる原因になります。
また、人によってはおからの成分が身体に合わないという人も多くいるため、自分の身体と相談しながら摂取していくことが重要そうですね。
そして、おからは思っているほど低カロリーの食材ではない。
食べ過ぎはカロリー過多に繋がり間違いなく太ります。
デメリットをなくすには、食べる量に注意する必要がありそうですね。
ダイエット中に使うポイント
最後に、ダイエット中におからを摂取する際の注意点・ポイントについて。
それは、
- 食べ過ぎない
- 粉物の代用orかさ増しとして使う
- 魔法の食材だと思わない
上記したように、おからは決して低カロリーな食材ではありません。
カロリーだけで見れば、小麦粉や米粉とほぼ同じ。
他の粉物より食物繊維が多く、その他の栄養も豊富だからダイエットには良いというだけなんです。
おからを魔法の食材だと勘違いし、普段の食事に+αで食べることはおすすめしません。
おからパウダーはあくまで、普段使っていた小麦粉などの代用として、かさ増しとしての使用にとどめておきましょう。
まぁ、おからを使った美味しいお菓子なんかも市販されていますが、積極的に食べる意味はないでしょう。
もちろん、普段のお菓子を代用するというのであればよい選択かと。
個人的には、粉物の代用としておからパウダーでパンケーキなんかを作って休日を楽しんでいます(笑)