「ダイエット中でも甘い物が食べたい」そう思って0㎉の甘味料を使っている人も多くなってきたのではないでしょうか。
最近ではパルスイートやラカントSといった0㎉の甘味料が手軽に手に入るようになり、自炊料理やお菓子創りなどで使っている人も多いようです。
とはいえ、研究によると人工甘味料は腸内環境を悪化させる可能性があるというデータも出てきており、ダイエット中にとってもいいのか不安に思う人もいるでしょう。
では、自然由来だけど0㎉の甘味料「ラカンカ」はダイエットに良いのか・悪いのか。
そんなラカンカとダイエットの関係についてみていきましょう。
結論から言うと、ラカントは自然由来の甘味料であり、体内への悪影響は少ない。砂糖の代わりとして使うならメリットは多い。
それでは、詳しくみていきましょう。
自然由来の甘味料「ラカントS」とは
ラカントは羅漢果(ラカンカ)という植物のエキスと天然甘味成分(エリスリトール)を混ぜて作られる0㎉の自然由来の甘味料です。
羅漢果は中国で300年前から漢方として使用されているほどの歴史を持っています。
また、エリスリトールはブドウ糖を発酵してるつくられる甘味料で科学的につくられる人工甘味料とは別物なんです。
ラカントSはこの自然由来の成分2つを組み合わせた物であり、健康面でも安心の甘味料と言えるでしょう。
もともとは糖尿病の治療食として考えられたという歴史もあり、医師が進める甘味料と言われているほどです。
ラカントSはなぜ0㎉?
甘いのになぜ0㎉なのか不思議に思う方もいるでしょう。
その理由を簡単に解説すると、ラカントSの甘み成分であるエリスリトールは体内で吸収されにくく尿として排泄されるからです。
生では甘みを感じない野菜なども熱を加えることで甘みを感じるものがあるでしょう。(とうもろこし・さつまいも・かぼちゃ などなど)
これらも甘くなったからと言ってカロリーが上がるわけではありませんよね。
野菜や果物の繊維質が吸収されずにそのまま排泄されるように、エリスリトールの甘味も体内に吸収されずにそのまま尿として排泄されているわけです。
ラカンカのメリット・デメリット
では、ラカントSを使用するメリット・デメリットについても触れておきましょう。
メリット
- カロリーを抑えられる
- 血糖値が上がりにくい
- ダイエット中も甘い物を食べられる
ラカントSを摂取するメリットは簡単に思い浮かびますよね。
ダイエット中は摂取カロリー<消費カロリーの関係を創らなければいけないですが、ラカントSを使えばカロリーを抑え甘みをプラスすることが可能です。
また、自作での料理を工夫すればダイエット中でも甘いスイーツが食べられるというのも大きなメリットですね。
メリットがあればデメリットもあるというのが世の常識。デメリットについてもみていきましょう。
デメリット
- もっと甘い物が欲しくなる可能性
- 味覚が鈍麻する
- 大量摂取すると脳が混乱する
甘味を求めてラカントSの摂取を始めると、普段以上に甘い物の欲が増してしまう可能性があります。
人間、完全にないのと少しだけあるのを比較すると、少しだけある方が欲が増す。
その結果、いままでは甘い物欲がそこまでなかったのに、ラカントSを使い始めて欲が出てきた・強くなったという人は意外と多いようです。
そして、ラカントSと通常の砂糖では若干の味に差があり、日常的に摂取していると舌が鈍麻する可能性もあります。
また、ラカントSは甘味を下で感じ取っても実際にはエネルギーか含まれていないわけですから、味覚と脳・身体にギャップが発生してしまいます。
このギャップによって人間の脳が混乱して血糖コントロールがうまく行えなくなるという可能性は十分にあります。
いずれのデメリットも、ラカントSを日常摂取・大量摂取した場合に起こりえるデメリットであるので、ラカントSの摂りすぎには注意しましょう。
0㎉の甘味料を摂った時の身体の反応
0㎉の甘味料を摂った際の身体の反応は以下の通り。
- 舌が甘みを感知し栄養が入ってきたと認識する
- 栄養が入ってきたと思い、ホルモンバランスを変える
- 栄養を吸収しようとするが0㎉なのでエネルギーがない
- エネルギーを吸収する耐性をとってもエネルギーがないため脳・身体が混乱する
このように、身体が栄養が入ってきたと勘違いすることによって、体内でのギャップが生まれてしまいます。
このギャップはたまにあるくらいではなんてことありませんが、日常的にギャップが発生していると、脳の乱れてしまう原因にもなります。
ですねで、0㎉の商品を日常的に食べるというのはあまりお勧めできませんね。
ダイエット中に使う注意点
最後にダイエット中にラカントSを使う注意点についても。
上記したように、0㎉の商品を日常的に使うことは体内にギャップを生じる可能性があり、甘い物欲の増加・味覚鈍麻などのデメリットを引き起こします。
ですので、使う量・頻度には十分注意しましょう。
最低でも毎日使うことは避ける。
1回で何十gも使うようなことはしない。
これだけには注意して、普段の砂糖の代わりとして使っていくということがおすすめです。
ラカントSを日常に付け足すのではなく、元有ったものと置き換えるということが重要です。
くれぐれも使い過ぎには注意です。