新人歓迎会など飲み会が多くなりそうな季節ですね。
お酒が大好きな人もいれば、苦手だけど飲み会は好きという人もいるでしょう。
お酒に強いかどうかは遺伝子によって決められると知っていましたか?
本記事では、アルコールは身体にいいのか、アルコールに対する遺伝子別の適量、自分がアルコールに強いのか弱いのかの簡単な自己診断の方法をご紹介します。
飲み会に行っても楽しくある程度健康に入れる量を知っていきましょう。
少量のアルコールは身体にいいはほんと?
少量のアルコールは飲んだ方が健康的と聞いたことはありませんか?
実際はどうなんでしょう。
「適量のお酒が身体にいい」という説がでたのは、1993年に行われたアメリカの研究がきっかけです。
この研究では、お酒を全く飲まない人よりも適量飲む習慣のある人の方が死亡率が高いという結果が出ました。
日本でも同じような研究が行われて、適量のお酒は身体にいいという説が広がっていきました。
このデータが広まった背景には「お酒は身体に悪い」と認めたくない人が多かったことが推測されますね笑
アルコールと遺伝子
実際はどうでしょうか。
結論をいいます。
それは、人による。
当たり前ですが、お酒に強い人もいれば弱い人もいますよね。
アルコールの分解は両親から受け継いだDNAによるということです。
ざっくりどんなDNAを持っていればお酒に強いかと言うと、ヨーロッパ系・アフリカ系の遺伝子です。
逆に、東アジア系の遺伝子を持つ人はあまりアルコール分解には適していないようです。
日本人が外国の方と比べてお酒に弱いのはこのせいですよね。
もちろん、日本人であってもヨーロッパ・アフリカ系の遺伝子が強い人もいるのでこれから紹介する自己診断をしてみてください。
簡単な自己診断
アルコール分解の自己診断は耳クソ(耳垢)を見るだけです。
綿棒などで自分の耳垢を見てみてください。
次のうちどちらに近いですか?
- ①湿っていて黄色っぽく粘り気があるタイプ
- ②乾いていて色が薄く、薄い膜を剥がしたようにとれるタイプ
①湿ったタイプはヨーロッパ・アフリカ系の遺伝子傾向が強く、アルコールにも比較的強いと予想されます。
②乾いたタイプは東アジア系でそこまでアルコール分解には適していない傾向があります。
なぜこの2つのタイプに分かれるかと言うと、私たちの祖先がどのようにして水を確保していたかによるのです。
ヨーロッパでワインが有名なように、①湿ったタイプの祖先は汚染されていない低濃度のアルコールを作ることで飲み水を確保していました。
そのため、アルコール分解能力が強いようです。
一方、②乾いたタイプは、漢方などが発展してる通り、水を沸かし、お茶を煎じて飲むことで飲み水を確保していたのです。
それにより、アルコール分解能力を必要としていなかったようですね。
これらの地域に住む方はやはり同様の耳垢のタイプを持つ方が多いようです。
タイプ別摂取量の目安と余談
最後に、アルコールは嗜好品です。
我慢しすぎてストレスを溜める方が良くありません。
しかし、量は気をつけましょう。
自己診断で①タイプだった方は、男性で1日2杯(日本酒2合、7%のサワー350mlを2杯など)までにしましょう。
②タイプだった人は、①タイプの半分以下にしときましょう。
と言うのが健康を守るレベルです。
しかし、僕はたまにはハメを外した方が楽しいとも思っています。
ですので、僕が自分の中で決めたルールはこうです。
『楽しむ時は気にしない。他の時には絶対飲まない』です。
本当に親しい友人と久しぶりに会った時、忘年会などは気にしません。
しかし、自宅で1人酒などは絶対にしない。どうでもいい飲み会には極力行かず、行っても自分の適量までにする。
という感じです。
参考にしてみてください。
ついでに参考にした本と美味しかったお酒をのせておきます。