現代人はストレスフルな社会を生きているといわれています。
ストレスには、仕事・人間関係・自己の健康など様々な原因があります。
その原因により、体調を崩したり、イライラしたり、倦怠感、過食といった問題が起きてきます。
しかし、ストレスといっても、人生にプラスに働くストレスもあると知っていますか?
例えば、仕事で締め切りに追われているというストレス。
これにより、いつもより早く仕事をこなせるようになった経験はありませんか?
明日がテストだから普段以上に集中して勉強したことは?
スポーツの試合で、普段より肉体的には疲労しているのにパフォーマンスが高かったことは?
こんな風に、自己のパフォーマンスを向上するも低下させるもストレスしだいなんです。
本記事時で、そんなストレスについて学び、
自己のパフォーマンスを向上させるストレスをうまく活用していきましょう。
ストレスとは?
結論から言います。
ストレスは、「戦闘か逃走か」。
瞬発的なエネルギーをくれるもの です。
そもそもストレスの意味とは、外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態のこと。
物理的な刺激や社会からくる社会的な刺激。
科学的な刺激や精神的な刺激まで。
それぞれを全て合わせてストレスと呼んでいます。
ストレスを受けた人間の反応としては、
ストレス→体内でホルモン(コルチゾール)分泌→血糖値が上がる→心拍数増加
つまり、緊張状態になる。
人間はそれらの刺激により以下のような症状が出ます。
- 不安
- イライラ
- 恐怖
- 自律神経の乱れ
ストレスを受けた時の症状はデメリットが多いように思います。
しかし、人類にとって生存にデメリットが大きい特性は
進化の過程でなぜ淘汰されなかったのでしょうか?
古代から受け継がれたストレスの効果
古代からあるストレスについて考えてみましょう。
古代に住む人々のストレスは以下のようなものが考えられます。
- 飢餓
- 野生生物への恐怖
- 仲間割れの不安
つまり、「戦闘か逃走か」
先ほども書いた通り、ストレスを受けることで人体の体内ではホルモンバランスが変わり、
心拍数増加→瞬発的に動ける状態 になります。
古代の人類は、サバンナでライオンに出くわすといったストレスを受けた時、
瞬発的に動ける状態にいち早くなることで生き延びてきたんです。
慢性的ストレスと急性的ストレス
では、現代人を悩ませるストレスと古代などの瞬間的なパワーを生むストレスは何が違うのでしょう。
それは、「慢性的なストレス」か、「急性的なストレス」かということです。
慢性ストレスとは、持続的に降りかかるストレスです。
寝不足だったり、やりたくない仕事、人間関係など
長期的に改善しない疲労ややる気の低下など、
一方、古代に多く、良いと言われるストレスは、痛みが瞬間的に終わり、始まりと終わりがはっきりとわかるものです。
定期試験の勉強や、ゾーンに入ったスポーツの試合など、
他にも、ケガや筋トレといった刺激も急性的なストレスと言っていいでしょう。
急性的なストレスは、ストレスがかかっている時点では痛みを伴いますが、そのストレスから解放されるために瞬間的なエネルギーをくれたり、
開放されて高揚感を得られるなどの特徴があります。
ちょうど、筋トレ後に筋肉が回復し強くなるようなものです。
パフォーマンス上げるストレスとは
パフォーマンスを上げるのは、急性的なストレスがほとんどです。
ライオンから逃げるために瞬間的なパワーが得られたように、
締め切りを守るために集中力がアップします。
現代人の多くが抱える慢性ストレスは体内の炎症レベルを悪化させるため、改善する必要があります。
すぐに、なにか対策を打つべきでしょう。
そんな時は、「自分は慢性的なストレスを抱えている。ここから逃げる(戦う)ために何か行動を起こそう」と
ストレスをエネルギーに変え、良い習慣を獲得していきましょう。
最後に
ストレスはパワーの源です。
仕事で慢性的なストレスを抱えているなら、「こんなストレスフルな仕事をしないために昇格できるように頑張る。転職してもっといい仕事をしてやる。」
と良い風にマインドセットしちゃいましょう。
決して慢性ストレスを抱え続けてはいけません。
ストレスがかかっていることは、現象を変えるチャンスです。
ストレスは悪い物ではなく、今を変えるエネルギーをくれる良い物だ。
ストレスとうまく付き合い、人生を面白おかしく過ごしていきましょう。