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朝食は食べるべき?朝食の歴史から考える。食べるか食べないか迷っている悩みを解消⁉

皆さんは朝食を食べていますか?

朝から食べれないという人もいれば、朝食を食べないと元気が出ないという人もいるでしょう。

また、簡単に情報が手に入り「朝食は食べるべきだ」「ファスティングのために朝食は食べるな」という人もいます。

どっちが本当?と悩む方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、朝食の起源から「健康・ダイエット・トレーニング」目的別に朝食は食べるべきなのか解説していきます。

本記事を読めば、いろいろな情報で本当がどっちか迷っている悩みが解消できると思います

朝食の起源

日本人にとって朝食は比較的新しい物です。

日本では江戸時代後期までは1日2食の昼・夜のみでした。

海外をみても朝食の歴史は浅く、よく言われる説として、エジソンがトースターを売るために朝にはパンを食べようといった説が有名です。

日本でも海外でも朝食生まれた背景には文明の進化があります。

食料調達が簡単になった・保存から調理までを簡単にできるようになったなど

普通に考えれば、狩猟採取していたころに朝から食料が手に入っていたとは考えにくいですよね。

時代の進歩によって食料がすぐ手に入るようになり、経済が生まれ、需要と供給のバランスによって朝食が生まれたのでしょう。

現代でも朝食はとるべきだと主張する背景には経済的な思惑が大きいと考えられます。

朝食を食べない人が増えたら損害額がでかくなりすぎるのは当たり前ですよね。

ダイエットと朝食

ダイエットするには「3食バランスよく」「16時間断食のように空腹時間が必要」などいろいろな情報があります。

実際はどちらか。

それは、どちらでもいいというのが結論です。

ダイエットに関する様々な研究をみても、「体重・体脂肪率を減らすには食事の回数より1日の総合摂取カロリーの方が大事だ」と結論づけられています

朝食を抜き、昼食で必要以上に食べてしまう人はしっかり朝食を食べたほうがいいでしょうし、空腹感に強い人は朝食抜きの方がダイエット効果は高いでしょう。

よく朝食を食べないと筋肉が分解されダイエットによくないという説も耳にしますが、断食について調べた実験で答えは出ました。

筋肉の分解が活発に働くのは断食の16時間後とわかっているため朝食を抜いたくらいでは関係ありません。

もちろん、もともと体脂肪率が低い方や、日常的にエネルギーが枯渇している人、減量末期のボディビルダーなどは話は別ですがね。

つまり、普通のダイエットレベルでは食事回数より総合摂取カロリーが大切

自分の食欲を抑えやすい方を選んでいただければと思います。

参考までに、肥満者と対象にしたある研究の結果を紹介しておきます。

  • 朝食を食べる習慣がない人が朝食を食べるようにすると痩せやすくなった。
  • もともと朝食を食べていた人が朝食を抜くと痩せやすくなった。

つまり、ダイエット効果のカギは習慣の変化にあるということですね。

まぁ、研究ではダイエットに関してはやや食べない派が有利なデータが多い気はします。

トレーニングと朝食

前の段落では、ダイエットと食事回数は関係ないため、朝食は食べても食べなくてもどちらでもいいと書きました。

しかし、本格的に筋肉をつけたいと考えている場合はそうではありません。

そもそも、ダイエットと筋量アップは正反対の行為で、筋肉をつけようと思ったら消費カロリーより多くカロリーを摂取する必要があります

つまり、たくさん食べる必要があるということです。

そして、人間は一度に吸収できる栄養が限られているため食事回数が1回や2回などでは足りない可能性があります

なので、筋肉を効率よくつけたいと考えている際は食事回数を3回以上にする必要があります。

そして、ここで言いたいポイントはこれです。

食事のタイミングは朝でなければいけないわけではない

つまり、昼食と夕食の間に十分な栄養摂取を行える人は朝食を食べなくても筋肉を大きくできるということです。

もちろん、「トレーニングをする際に体内にエネルギーがある・トレーニング後には十分な栄養摂取」は必要ですが。

夕方にトレーニングをする人や、夕食にしっかり食べて朝までエネルギー切れを感じない人で昼前にトレーニングをするなら朝食を無理に食べる必要はありません

まぁ、摂取カロリーを多くしたいなら朝食をしっかり食べてトレーニングをする方が効率がいいような気はしますがそこらへんは自分の好みですね。

トレーニングに関しては食べる派の方がやや優位ですね。

健康と朝食

これまではダイエットとトレーニングについて見てきて2つに大きな差はなく、自分の好み次第という結論になっています。

では、健康についてはどうでしょうか。

健康に関しては完全に人によるということが結論です。

もちろん賛否両論といろいろなデータはありますが、こればかりは自分の遺伝子次第です。

空腹感に強く、もともと飢餓状態の時間が長い狩猟採取系の遺伝子を持っている人は朝食を食べない方がパフォーマンスの向上・アンチエイジング効果など多くのメリットが得られます

しかし、農耕の成功や社会的地位が上で空腹感を感じることの少なかった遺伝子を持つ人は、空腹感によるストレスが大きくメリットよりデメリットが大きくなります

なので、健康のためにどうするか迷ったら、とりあえず自分で実験してみるしかありません。

最低でも2週間を実験期間とし、体の変化をみてみてください

僕の体感だと、6割以上の人は朝食を抜き空腹状態でいた方がパフォーマンスが向上したと感じています。

最後に

朝食を食べるべきか食べないべきか

結局は人による

万人に共通する正解はない

このことを理解してくれる人が増えてくれたらうれしいです。

そして、研究などで科学的に結論としていることは、全員ではないが多数がそうであるとしているものです。

科学は全員ではないが多数がそうであるもの

朝食のデータだけで見たら食べない派の方がやや優位ではありますが、結局は自分で試してみよう。

いろんな情報で混乱している人に、「そんな気にすんな、実際はどっちでもいい」と知ってもらうことが本記事を書いた理由なので。。。