ダイエット

平均体重を気にしなくていい3つの理由。何をみればいいのか。

ダイエットのも目標として、多く考えられがちな数値が平均体重や美容体重。

この数値をみて、「え、軽すぎない?」「意外と重いんだな」など、思うことは人それぞれですよね。

見た目より体重が重い⁉平均体重は本当に適切なのか。でも書いた通り、平均体重という数値は身長からみた目安の数値です。

骨格や筋肉量を考慮しているわけではないため、全員に共通する数値ではないんです。

にもかかわらず、ネットに出ている平均体重や美容体重を気にしている人が非常に多い。

今回は、体重計の数値が気になってしょうがないという人に向けて、「平均体重なんて気にすることない」という理由を3つ紹介します。

本記事を読んで、体重計の数値にとらわれすぎず、自分にとっての適正体重を見つけるきっかけになってくれたらうれしく思います。

それでは、早速見ていきましょう。

平均体重・美容体重の罠

ネットなどで見かける平均体重とは、身長から計算したBMIという数値が22となるもの。

BMIは、体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m) で計算できます。

BMIの基準としては、以下のように判断されます。

  • 18.5未満:痩せ型
  • 18.5~25:普通
  • 25以上:肥満

BMIが18.5~25の中でも区別されることがあり、

BMI22:平均体重  BMI20:美容体重  BMI18:シンデレラ体重 とも言われているようです。

しかし、本当にこれが正しいのかと言われると疑問が残ります。

それは、BMIの数値は身長を基準にしているだけであって、骨格や筋肉量・体脂肪率を考慮していないからです。

たとえBMIで美容体重になったとしても、思ったよりくぶれや腹筋が見えづ、おかしく思う人も多く存在しています。

体脂肪率が少なくても筋肉が多い人はBMIが高くなり、体脂肪率が高く筋肉が少ない人はBMIが低くなります。

結果的に筋肉がない方が数値上は美容体重に近づいてしまう。

これでは本当に自分の理想としている身体が健康体重や美容体重の数値と一致しないのは当然でしょう。

ボディメイクのプロであるボディービルダーたちは、たとえ体脂肪率1桁のバキバキの身体をつくったとしても、BMIでは肥満と判断されるわけです。

平均体重や美容体重はあくまで目安の数値であって、自分にとっての適正体重というわけではありません。

ダイエットでは自分に合った目標体重を決めることが重要そうですね。

それでは、平均体重なんて気にしないでいいと考える理由を解説していきます。

1.骨格には個人差が大きい

まず1つ目のポイントは、「人間の骨格には個人差が大きい」という事実から。

体感でもわかる通り、たとえ同じ身長の人間がいたとしても、足のサイズや手足の長さ、顔の大きさまで一緒の人はいませんよね。

「あの人は脚が長くていいな」「あの人の足のサイズは大きいから大変そう」など、人間は個人差が大きい生き物です。

目に見えてない場所でも、骨や臓器の大きさなども個人差が大きく、

同じ身長でも2~3㎏以上も骨や臓器の重さで差が出るということも

骨格に個人差が大きいなら、適正体重も個人差が大きいはずですよね。

それを、身長から計算しただけのBMIという数値で評価するのはおかしな話です。

2.体重よりも機能面を重視すべき

続いては、「体重より機能面を重視すべき」ということについて。

ダイエットをしていくと、体重が減っていくわけですから身体が軽くなっていくことがわかるでしょう。

しかし、ある1点を超えると体重が減っても身体が重く感じるということがあります。

それは、筋肉が減少していっているということ。

人間の身体は筋肉が収縮することによって動くことができます。

ダイエットによって体重が減れば、当然のように身体は軽くなると思うでしょうが、

減った体重の内、筋肉が多く削られた場合は身体を動かす筋力自体も減ってしまうため身体が重く感じてしまうのです。

つまり、

  • ダイエットで脂肪が削れて体重が減る:筋肉への負荷が減り、身体は軽くなる
  • ダイエットで脂肪と一緒に筋肉も落ちる:負荷が減っても、動かす力も減り、身体は重く感じる

運動学・物理学的に考えると、筋肉(力)が増えて体重が増えたとしても、身体を重く感じることはありません。

筋肉が増えると、体重は重くなるのに身体が軽くなるということが良く起きるんです。

3.体重を気にするほど痩せづらくなる

最後に紹介するのは、「体重を気にしすぎると痩せにくくなる」ということについて。

これは、数多くの研究論文でも発表されている事実でして、理由は多く考えられていると頃です。

確実に言えることとしては、ダイエット中に体重を気にしすぎている人ほどメンタルに支障をきたす割合が高いんだとか。

ダイエットにとって1番の敵はストレスです。

自分の体重を気にしすぎるあまり、ストレスがかかり余計痩せずらい身体になるということは当たり前ですよね。

また、ダイエット中以外でも自分の体型に自信がない、セルフボディーイメージが悪いと、メンタル的にデメリットが大きく、健康被害を起こす危険性があります。

体重計の数値はあくまでも目安。

絶対的な数値としてみるのではなく、鏡に映る自分の姿や、日々のパフォーマンスを重視していくことが重要かと。

まとめ

では、今回のまとめ。

  • 人間は個人差が大きいため平均体重を気にする意味はない
  • 体重が落ちても身体が重く感じるということがある
  • 筋肉で体重が増えた場合は、逆に身体が軽く感じる
  • 体重を気にしすぎるとメンタル的に悪影響あり
  • セルフボディーイメージを整える必要がある

こんな感じでしょうか。

特に、セルフボディーイメージについてはとても重要で、人間がリバウンドする原因としても考えられています。

ダイエットでは他人や平均体重・美容体重を目標にするのではなく、自分に合った個人個人の目標を決めるべきということですね。

本記事を読んで、体重計の数値ばかりに気を取られているダイエッターの心が少しでも楽になれば嬉しく思います。