仕事がつらいわけじゃないが楽しくもない。
そんな人は多いですよね。
実は、僕もその一人です。
そこで、ここ数週間に仕事と幸福度に関する論文や本を読み漁っていました。
そうすると、意外なことが少しずつ分かってきたので共有していこうと思います。
本記事を読んで、毎日を面白おかしく過ごしていける人が増えたら嬉しいです。
仕事が続く人はどんな人?
まず、仕事が長く続く人はどんな人だと思いますか?
これについて調べた実験では、
①自分にはこの仕事の才能があると思っている人 ②この仕事で社会に貢献すると思っている人 ③仕事は仕事と割り切っている人
の3パターンで比較したというものがあります。
結果は、③の仕事は仕事と割り切っている人の方が仕事の上達も早く、将来的に長く仕事を続けていた。
一方、仕事に才能や情熱を感じている人は、現状のストレスや燃え尽き症候群などでメンタルに支障をきたすパターンが多かった。らしい。
①や②の人は少なからず仕事に期待していることがありそうなのでストレスがかかるのはしょうがないですね。
その点、③の人はある意味考えすぎずに行けるのでストレスがかかりにくかったっぽい。
そうはいっても仕事ってのはストレスがつきものですよね。
好きを仕事には本当に正しい?
よく「好きを仕事に」という言葉がありますよね。
実際はこのアドバイスは正しいのでしょうか。
この疑問についても2015年に行われた研究で答えが出ました。
その研究では仕事観を2つのグループに分けています。
①「給料は関係ない。満足する仕事をする」と考えて就職したグループ
②「続けてれば楽しくなるかな。お金がもらえるからいいや」と考えていたグループ
その結果、最初の1年間は①グループの方が幸福感を感じていたが、それ以上の長いスパンで見ると②グループの方が幸福感を感じていた。とあります。
もちろん給料が高いかどうかは関係なく、お金と幸福の相関関係は一定値を超えると関係ないそう。
この研究をみてもよく聞くアドバイスには疑問が残りますね。
実際、自分にあっているかどうかはすぐにはわからないということですね。
もちろん、1年以上続けても楽しみを少しも感じないのであれば転職も選択肢の一つですね。
今より少しだけ仕事に行くのが楽になる考え方
では、楽しくはない仕事をどうすれば今よりましになるのでしょうか。
それは、
- 仕事をゲーム化する
- 職場でのコントロール感を得る
- プライベートを楽しむ
です。それぞれ簡単に説明すると、
これは、仕事に対して自分で何かルールを決めるというものです。
例えば、挨拶するとき名前を呼んで挨拶する、1日1回は人を笑わせる、書類作成に時間制限をつける など
自分にっとって簡単すぎないルールを決め、小さな達成を目指すというものです。
これを明確に決めておくだけで意外と1日楽しめますよ。
2つ目はコントロール感です。
人間の幸福感に最も影響するといっていいほど重要なものです。
しかし、自分でスケジュールを決められる、仕事を選べるなど は上に立たないとコントロールなんてできませんよね。
ですから、職場でのコントロール「感」が重要なんです。
実際にスケジュールを組んでいるのは上司かもしれません。
ですが、それを実行し、行っているのは自分だと気持ちだけでもコントロール感を得ると少し楽になりますよ。
これは、僕が1番大切にしているといってもいいほど気にしていることです。
実際、僕は今はまだ仕事がぜんぜん楽しくないですが人生はものすごく楽しいです。
それは、休日はもちろん、仕事に行く前、仕事が終わってからが充実しているからです。
仕事は通勤時間や準備時間を足すと10時間以上という人も多いです。
しかし、1日は24時間。睡眠時間を引いても6~8時間は自由に使えています。
実際はもっと少ない人もいるでしょうが、何にもとらわれない時間が1日の中にあると知っているだけでも1日が楽しいです。
最後に
仕事は生きていくために必要です。
ただ、楽しく生きていくためには違いアプローチもあります。
仕事自体が楽しいという人もいますが、それはレアケースです。(もちろん仕事を楽しむことも重要ですが)
僕の今の考えは、仕事に楽しみは求めず、楽しいことがあったらラッキー
くらいにしか思ってません。
ゆくゆくは仕事もプライベートも楽しめたらベストですが、
今は仕事はなるべく楽に、プライベートで楽しみ人生を楽しんでいます。
本記事を読んで人生を面白おかしく過ごしていく人が増えたら嬉しいです。