ダイエットは食事が9割。
そんな中、世の中のダイエッターが苦労しがちなのが夕食。
仕事の疲れや人間関係のストレスなどで夕食は思うままに好きなものを食べてしまう。
ついつい甘い物に手が出てしまう。など、
朝と昼の食事は頑張れるけど夕食まで自制心が続かないという人もいるでしょう。
日常的に忙しく、ストレスのかかる社会で生きる我々には1日中パフォーマンスを維持するということは難しい。
そんな人でも、あるポイントさえおさえておけば問題解決。
ついつい夕食は気が抜けちゃうという方はぜひ本記事で学んでいってください。
結論から言うと、「意志力の無駄使いを避ける」ということ。
早速、詳しくみていきましょう。
夕食で食べ過ぎる原因は?
夕食を食べすぎてしまう原因は大きく分けてこの3つ。
- 栄養が枯渇している
- 過度なストレス
- ホルモンバランスの異常
それぞれ見ていきましょう。
まず初めに思い当たることが、栄養が枯渇している状態。つまり、栄養不足です。
このパターンの人は昼食から夕食までの時間が極端に長く、夕食時間になったらお腹がペコペコな状態の人が多いです。
他にも、朝食を食べていないということが原因で1日の栄養を満たせていないというパターンも考えられます。
流行りのプチ断食などで朝食を抜いているという人でも、昼食や間食で栄養はしっかり取らなければ栄養不足の危険性があるため注意しましょう。
ある研究によると、人間は空腹時間に買い物をすると普段より1.8倍も多くの食料を買い、ジャンクフードに手を出す割合が高かったと報告されています。
栄養が枯渇している状態では、食べたいという欲に勝てないのは仕方がないこと。
夕食前、栄養が枯渇しすぎていないか十分気を付けましょう。
続いてはストレスの問題。
仕事終わりなど、1日の疲れがたまってくる夕食の時間はストレスを感じやすい時間帯です。
日々の忙しい仕事や人間関係など、多くのストレスに囲まれているとストレスにより摂食行動が誘発される可能性は高まります。
その理由としては、ストレスに対抗するため幸福を求めるから。
ある研究によると、動物は食べることによって幸福感を感じていると報告されています。
これは人間にとっても同様で、食べること(特に高糖質・高脂質の食べ物)によって、幸福を感じるホルモンが分泌されストレスを解消させようと働きます。
ストレスをそのまま放置すると、精神疾患や体内の炎症など様々な健康被害が出る。
そのため、食べるという行動はストレスをいち早く解消しようとする身体の自然な反応ですね。
最後はホルモンバランスについて。
人間が空腹・満腹を感じるのはホルモンによる影響だと考えられています。
ホルモンバランスが正常に機能していれば、人間が食べ過ぎるということはありません。
しかし、現代人は生活習慣の乱れや栄養の偏りなどからホルモンバランスに異常をきたしている人が多く存在しています。
よく言われるのが体内時計と生活のミスマッチ。
身体のホルモンバランスが正常でないと、食欲をコントロールすることが難しく、結果として夕食の食べ過ぎを引き起こすというわけです。
人間は夜になると食欲が増す?
人間は本能的・身体の機能的にみて、夜になると食欲が増す可能性があると知っていますか?
まず、進化の歴史から食事について考えると分かりやすいかもしれません。
人間はほんの数百万年前まで狩猟採取をして暮らしてきました。
そこでは、狩りで得た食料を食べる。そして、狩りが成功して食事か食べ始められたのは朝ではなく夕方くらい。
つまり、人間はもともと夕食にたくさん食べるよう生活していた可能性が高いというわけです。
まぁ、狩猟採取民の生活リズムははっきりとはわかっていませんし、そのころより社会の発展で人間の身体も変わってきている可能性はありますが…。
そして、もう1つ。
ある研究のデータによると、人間は「空腹を感じるホルモンは夕方になると増え始める」「満腹を感じるホルモンは夕方になると少なくなる」と報告されています。
つまり、人間は本来のホルモンの機能上、夕方に食欲が増すように設計されているとなります。
この研究は小規模なので参考までにしかなりませんが頭に入れておいて損はないでしょう。
いずれにしても、人間は本来、夕方になると食欲が増す可能性があるということはありえそうですね。
食べ過ぎを回避する方法
それでは、夜の食べ過ぎを解決するにはどうすればいいのか。
それは、「選択肢を狭め、意志力の無駄使いを避ける」ということ。
具体的な策としては、
- 夕食のメニュー・量をあらかじめ決めておく
- 食事をする時間を一定にする
- 食事に関する自分ルールを決めておく
夕食のメニュー・量をあらかじめ決めておくというのはとてもオススメ。
疲れやストレスなどで意志力が正常に働かない時にメニューを決めると、どうしてもジャンキーなものに手が出てしまいます。
適切な判断ができる時にあらかじめ食べる決めておくor準備しておくことで、夕食時の選択肢を極限まで減らせ、誤った選択肢をとることを回避することができます。
また、意志力がしっかりとしている状態で判断しておけば、好ましい選択を摂れる確率が上がり、ダイエットが加速すること間違いなし。
他にも、選択肢を少なくする方法として、食事の時間を決めておくことや、食べる際の自分ルールを創るということも◎。
特に自分ルールは創っておくだけでダイエットの成功率が大幅にアップするテクニックなのでこれお期にぜひとも作っておきましょう。
自分ルールの創り方についてはこちらの記事を。
ダイエットを成功へ導く、最強ルール。ルールはシンプルな方がうまくいく。