じゃがいもは太りやすい、糖質が多いなどと思って避けている人も多いかもしれません。
実際、じゃがいもはダイエット中に避けられやすいですもんね。
では、本当にじゃがいもって悪い食材なのか。
今回は、様々な研究データを基にじゃがいもの素晴らしさについて紹介していきます。
じゃがいもが悪いといわれる理由
そもそも、じゃがいもが悪いと思われている理由はこんな感じですかね。
確かにじゃがいものGI値は87で高GI食材ではありますね。
GI値ってのはグリセミック・インデックスの略で、食後に血糖値がどれくらい上がるかを示す数値です。
GI値が高いと血糖値が急上昇しやすく、GI値が低いと緩やかに血糖値が上昇します。
血糖値が急上昇すると急に眠くなったり、動脈硬化により病気のリスクを高めるとも言われています。
他にも、糖質を細胞に取り込むホルモンで太りやすくなるなどと言われることもあります。
これだけ見ると血糖値を上げやすいじゃがいもは悪いと思われるのも無理ないですね。
じゃがいものメリット
デメリットも多少あるかもしれないじゃがいもですが、それを凌駕するメリットが多くあります。
メリットは以下の通りです。
じゃがいものカロリーは100gあたり76㎉で、タンパク質1.6g、脂質0.1g、炭水化物17.6gです。
じゃがいも中で130g程度なので一個100㎉くらいです。
糖質もある程度入っていますが許容範囲内でしょう。
じゃがいもは100gあたり炭水化物17.6gですが、そのうちの1.3gは食物繊維です。
さらに、冷やしてレジスタントスターチが増える効果も期待できます。
食物繊維は腸の健康に欠かせない栄養なのでぜひ積極的に摂取していきましょう。
満腹感については、1995年にシドニー大学で行われた研究により明らかになりました。
結果はじゃがいもは他の主食(パンやごはん)と比較して1番満足感を得られやすかったとあります。
これは、じゃがいもに含まれる食物繊維、タンパク質、水分の量が影響していたとか。
じゃがいもは、疲労回復に良いビタミンB1、貧血予防の鉄、骨の代謝に欠かせないマグネシウム、そして何より、免疫力のビタミンCとむくみ解消のカリウムが豊富。
つまり、ダイエットにも健康にもいいということです。
よく、GI値の問題からじゃがいもはダイエット向きじゃないという人もいますが、よく考えてみましょう。
GI値はその食品を単体で摂取した時の血糖値の上がり具合です。
では、ご飯をじゃがいもだけにするということがありますか?
実際、ダイエットしたいならGI値よりもカロリーや栄養のバランスを考えた方が効果的です。
ボディービルダーのようにムキムキのバキバキを目指すなら話は別ですが。
それに、じゃがいもは冷やしたり、脂(特に乳製品)と一緒に摂取するとGI値が下がるとも言われているので血糖値をどうしても気にしている人は一度冷やしたり、脂と一緒に食べましょう。
注意点
こんなに素晴らしいじゃがいもですが、もちろん食べる時の注意点はあります。
それは、調理法。
フライドポテトやポテトチップスなど、高温の油で揚げる調理は避けましょう。
これは、糖質と質の悪い油が結合し、AGEと呼ばれる物質が増えてしまうからです。
このAGEは体内の中でサビのように働き健康にとってはよろしくありません。
調理法は茹でる、蒸す、最悪でも焼くまでにしておきましょう。
最後に、
どうでしたか?じゃがいもの素晴らしさに気が付きましたか?
実際、僕も前まではじゃがいもを悪者扱いしていた人間ですが、自分で作り、勉強し、食べてみるとこんなに素晴らしいんだなと実感するばかりです。
日常生活に取り入れるのはもちろん、ダイエット中にでも積極的に食べていってほしい食材です。
おススメの食べ方等は他の記事で、、、