お好み焼きの主成分は小麦粉で、糖質を油で焼いて作る食べ物。
いれる具材やトッピングの調味料によっても高カロリーになりやすい食品です。
とは言っても、たまに食べたくなるあの味はダイエット中でもやめることは難しいでしょう。
そんなカロリーが高くなりやすいお好み焼きって太るの?
今回は、そんなお好み焼きのカロリーや栄養素、ダイエット中に抑えておきたいポイントについて解説していきます。
結論から言ってしまえば、お好み焼きを食べたからと言って太ることはない。
ダイエット中に気を付けるポイントさえつかんでおけばOKです。
それでは見ていきましょう。
お好み焼きのカロリー・栄養素
まず、関西風お好み焼き1枚(250g)のカロリーはだいたいこんな感じ。
- カロリー:575㎉
- タンパク質:20.8g
- 脂質:24.2g
- 炭水化物:63.7g
もちろん、大きさや入れる具材によって上下しますが、基本的には1枚で500~600㎉。
栄養バランスとしては、脂質がやや多めといったところでしょうか。
続いて、広島風お好み焼き1枚(480g)のカロリーについてもみていきましょう。
- カロリー:845㎉
- タンパク質:26.0g
- 脂質:44.2g
- 炭水化物:80.3g
関西風と比較すると、全体的にカロリーが高めに感じますが、それは大きさ(重さ)が違うから。
同じ大きさで比較すればカロリーもだいたい同じくらいと言って良いでしょう。
広島風お好み焼きは、中華麺が入る関係上、関西風より大きくなりカロリーもその分高くなるというのは仕方がないことですね。
このようにお好み焼きのカロリーはどんなものでも500~1000㎉程度に収まるはずです。
平均的な人間が1日に必要なカロリーは、成人男性2000~2600㎉程度 成人女性1500~2100㎉程度。
1日3食に分けるとして、1食当たりの摂取カロリーは、男性800㎉前後 女性 600㎉前後 となります。
お好み焼きを1つ食べた程度ではぜんぜん許容範囲内ですね。
自分に合った詳しい摂取カロリーの目安については別記事にて。
お好み焼きのメリットとして、キャベツ等を多く食べることができ、腹持ちも抜群にいいのでダイエットできないNG食品とは考えずらいですね。
お好み焼きが太る理由
人間が太るかどうかは摂取カロリー<消費カロリーの関係です。
栄養素だけで見たら1枚食べたところで太る要素のないお好み焼きですが、太るというイメージを持ちやすいのはなぜでしょうか。
それは、脳の混乱を起こし食べ過ぎに繋がりやすいから。
お好み焼きの成分で多いのは糖質と脂質。
人間は進化の歴史上「糖質×脂質」を美味しく感じるよう進化してきました。
これはお菓子がやめられない理由とも似ていまして、糖質×脂質の食品を食べると、脳内に快楽物質が分泌され、セットポイントを乱し、肥満に繋がります。
お好み焼きもセットポイントを乱しやすい食品と言われていまして、これが太る原因になると考えられます。
また、お好み焼きは入れる具材やトッピングによって高カロリー・高脂質になりやすいことも太りやすい原因でしょう。
高カロリーのものを食べ続ければ太るのは当たり前。
お好み焼きで高カロリーになりやすい原因についてもみていきましょう。
高カロリーになる原因
お好み焼きが高カロリーになる原因は以下の通りです。
- 調味料(特にマヨネーズ)のかけ過ぎ
- 脂質の多い肉
- 調理油が多すぎる
特に多いのがマヨネーズ問題。
お好み焼きはソースとマヨネーズの合わさった、病みつきになる味が醍醐味。
とは言っても、ダイエット中のマヨネーズの使用は少な目を意識しましょう。
マヨネーズは大さじ1(12g)程度でも90㎉近くある高カロリーな調味料です。
かけすぎ注意ということだけは覚えておきましょう。
最近ではカロリーをおさえたマヨネーズなども販売されています。
どうしてもたくさん使うという方はカロリーオフの商品も検討する価値はあるかと。
そして、調味料のかけ過ぎと同じぐらい重要なのが、入れる具材やトッピング。
お好み焼きといえば豚肉を入れるという家庭も多いと思います。
豚肉も素晴らしい栄養素が含まれており、ダイエット中でも積極的に食べてほしい食材ですが、部位を考える必要があります。
豚肉の部位別カロリーに関してはこちらの記事を。
豚肉って思っているより素晴らしい。豚肉の部位別カロリー・脂質・タンパク質
お好み焼きに入れる部位ですが、バラ肉等の脂質が多すぎるものは控え、ロースやモモなどの肉を使うということがおすすめになります。
ダイエット中のポイント
最後に、ダイエット中お好み焼きを食べる際のポイントについて。
ダイエット中でもお好み焼きを食べる際のポイントは以下の通りです。
- 食べる量は1枚~2枚までにしとく
- 入れる具材は低脂質高たんぱく食材を(海鮮系はおすすめ)
- マヨネーズはかけ過ぎない
この3つだけ意識しておきましょう。
お好み焼きは栄養バランスだけで見たら悪い食品ではありません。
少し脂質が多いため、入れる具材(豚肉など)を脂質の低い部位にしたり、海鮮をいれるなどがおすすめ。
特に、イカや貝類といった海鮮お好み焼きはタンパク質を多くし、脂質を下げることができるのでダイエット中でも推奨できます。
このようなお好み焼きを1枚~2枚食べる程度では体脂肪が増えるということは考えられません。
また、たとえ食べ過ぎたとしても、1日で痩せれないように1日で太るということもなし。
ダイエットは長期戦。好きなものを我慢する必要はなし。
実際、著者自身もダイエット中お好み焼きを食べたくなり、ビックサイズ3枚以上食べたこともありますが、問題なくダイエットは出来ていました。
たまのチートデイでたくさん食べるもよし、普通にダイエット中の食事で量に気を付けて食べるもよし。
自分にとってやりやすい方法を選んで頂ければ良いかと。